【祿壽應穩】伊勢早雲庵宗瑞 part4【針積玉碎】
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伊勢盛時 (康正二[1456]~永正十六[1519])
仮名:新九郎 入道名:早雲庵宗瑞
戦国時代の武将、政治家。京都出身。
後の小田原北條五代の始祖。
幕府中央実務官僚であったが幕命を帯びて駿河下向、今川氏の内訌に軍事介入して鎮定。
一旦帰京したが伊豆堀越公方の内紛に際して再下向、幕府、今川氏、扇谷上杉氏等の指示と支援を受けて伊豆國に侵攻。
ここまでの経緯と功績により今川家重臣となる。
以後数年の伊豆制圧戦を経て事実上の伊豆國主、戦国大名の立場を確立する。
但しこの間も今川家の軍事指揮官としての活動は継続。
関東の情勢を受けて扇谷との同盟のもと相模國西郡を制圧。
後に扇谷及びその配下三浦氏と諸権益の対立を生じて開戦、長期にわたる戦争の結果相模國全域及び武蔵國の一部を支配するに至る。
最晩年には上総真里谷武田氏からの支援要請を容れて房総にも侵攻。
伊豆侵攻後から室町型秩序を排して領国直轄統治の展開に努め、相模國進出後は検地等を通じて公正、合理的な税制の確立に尽力。
更に相模國完全制圧と前後して関東一円を襲った壊滅的飢饉状況の中、村の賦役の法的根拠を全て所謂「虎ノ印判」状のみとする制度改革を実施。
これは諸々の中間搾取を排除して飢饉下に在る村の負担を軽減するものであり、村から大名権力体への直接訴訟制度「目安制」の創出と併せて後世の北條善政伝説の核事実となったと考えられる。
箱根湯本、金湯山早雲寺に永眠。
戒名:早雲寺殿天岳宗瑞公大禅定門
※前スレ
【祿壽應穩】伊勢早雲庵宗瑞 part3【針積玉碎】
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/history/1645116290/ 【祿壽應穩】
祿(財産)と壽(生命)は應[まさ]に穩やかなるべし
(「虎ノ印判」文言)
【針積玉碎】
伊勢早雲は針をも藏に可積程の蓄仕仁に候つる雖然武者邊につかふ事は玉をも碎きつべふ見へたる仁にて候由宗長物語候事
(「朝倉宗滴話記」より)
戦国武将・伊勢新九郎盛時/早雲庵宗瑞について実事求是の立場で議論するスレッドです。
1. 伊勢宗瑞に直接関わる話題を原則とします。
但し、
・小田原北條五代全般
・宗瑞が組み込まれた構造及び状況
・これを規定する環境及び条件
・概論としての権力論、技術論、社会構造論 等
は取扱対象とします。
伊勢宗瑞と時間的/空間的に懸け離れたスレ違いの話題は遠慮願います。
2. ここは日本史板です。
基本的に学術研究ベースの議論を心掛けて下さい。
講談・俗説・小説・映画・ドラマ・漫画・ゲーム等の話題は板違い・スレ違いと見做します。
これらを語りたい向きは然るべき板へ。
【日本史板LR:https://lavender.5ch.net/history/head.txt】
3. 前項・前々項に示すスレ違いの書込を繰り返すと荒らしとして削除/規制の対象になります。
申請は予告無しに行う場合がありますので左様御承知置き下さい。
4. 「荒らしに構う奴も荒らし」。
荒らしの書込には決して反応しないこと。
では、活発な議論を期待します。
伊勢宗瑞晩年期に於ける関東勢力分布図。
https://i.imgur.com/Bp4remv.png
【無名】東京の武将たち【知りたい】 [無断転載禁止]©2ch.net
https://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/sengoku/1470119615/
レス番565から引用。作成者氏の承諾(同スレのレス番595)による。
昨今、我が国政が宗教(を装った)カルトに壟断されている事実が暴露されて国民に衝撃を与えている。
類似の事象は日本史を通じて幾つも散見されるが、
当スレの扱う時代に於ける最兇最悪のカルトと云えば「一向宗」であることは論を俟たない。
近畿、東海、北陸等で暴威を振るった一向宗の弊は、しかし北條領国では殆ど認められない。
これは伊勢宗瑞の代から北條氏康の代に至るまで一向宗を「禁教」としたことに依るとの見解が永く定説とされていた。
ところが近年、この「禁教」は実態の無いものであって寧ろ政治的駆引の必要から北條氏自身が作り出した仮構であるとの議論が有力となってきた。
一律の「禁教」無しに如何にして北條領国が一向宗の毒を免れ得たかと云うと、
在地の一向宗寺院に個別的抑圧を加えつつその敵対勢力である法華、そして北條家の宗旨である禅、等々を巧妙にコントロールして均衡を図っていたものの如くである。
他地域では統治権力を恫喝・籠絡した一向宗が関東に於いては逆に北條氏に恫喝・籠絡されてしまったということになる。
特定のカルトに差し込まれて国政を歪めた自民党フゼイに比べて遥かに老練な政治手腕であると云えよう。
その辺の徒然を、またポツリポツリと書いて行きたい。
【依拠文献】
・戦国大名北条氏と本願寺―「禁教」関係史料の再検討とその背景― (鳥居和郎氏、2001)
・北条氏の宗教政策と氏康期の特徴 (長谷川幸一氏、2021)
久し振りに覗いてみたが>>1がバカすぎて流石に見捨てられたか とりあえず俺も北条早雲の大ファンだからあげといてやるよ。 謹賀新年。
自民党カルト政権の暴虐下で北條氏綱の遺訓を読む。
問う、廿一世紀の自称民主国家と五百年前の戦国大名と、民草に向き合うに何れがより真摯であるかと。
関係ないが今年の大河では北条と秀吉の板挟みにあって「どうする!」ってなってる家康が見られるのかな どうする家康、少しだけ期待したけどやっぱ氏規は出て来ないかぁ。 新九郎が奔るの新刊を半分くらいまで読んだけど
これ関東情勢を知らないスピリッツの読者が読んで面白いのか?
よく打ち切りにならないなw >>20
みんな大好き戦国史の中でも、一旦知ってしまうと実は関東争乱が一番面白いんだけどな。
ゆうきまさみ氏は黒田基樹氏をはじめとする学術研究水準をよくフォローしながら作話していて感心するが、
昨年辺りに出た関東戦国前期、即ち伊勢宗瑞台頭前夜の関連書籍など読むと「享徳ノ乱」や「長享ノ乱」の認識は更にその先へと急速にアップデートされ続けていることが解る。
漫画家や小説家など二次的な創作活動をする人々は最新研究成果について行くのがなかなか大変だろう。
>>23
没年不詳だからいつ死ぬかわかっていない。
関東攻略で新九郎の頼れる右腕となるだろう。 >>24
> 没年不詳
黒田基樹氏によれば伊勢弥次郎は;
・伊豆戦争の過程で重傷を負って引退した
・出家して天岩庵宗佑と号した
・大永二年(1522)七月十八日歿 享年五十九
となっている。
一次史料から小田原城争奪の前半過程で活躍したことは知られているが、
黒田説を肯定するならば本格的な関東侵攻戦争には参加し得ない。
貴論は「黒田説には疑義がある」ということで宜しいか。
>>23
上記の次第であるから、
作品が宗瑞の長逝まで描いたとしても弥次郎は在世している。
>>25
ゲームの話題はスレ違いどころか板違い。
>>3を参照のこと。
対決の東国史5 『山内上杉氏と扇谷上杉氏』(木下聡)
対決の東国史7 『小田原北条氏と越後上杉氏』(簗瀬大輔)
去年出版された両書を読み込んでいる。
特に後者は北條と上杉の関東戦争を五つの対立軸で明確に解析して倦む所が無い。
個人的には五つの対立軸のうち「越河」という絶対的地理要因=利根川に焦点を当てた論考に強く共感できた。
両書とも快著である。
当スレを覗くほどの物数奇な諸兄には一読を奨める。
この糞スレも自演スレばかりで盛り上がらなくなった終了〜 もはや解明されていないのは北条早雲の出身地や誕生年の出自だけ
それ以外の後北条一族の何もかもが最新資料で判明されてしまってる
おそらく、これからも北条早雲の出自だけは解明されることがないままであろう どうする家康で北条、北条って名前だけは出てくるのに北条氏のキャラは一人も出て来ないのが寂しいな
唯一役があるのは早川殿だけか 今やコスプレファンタジーと化した大河ドラマになんぞ出ない方が良い。
否、大河に限らず歴史関係のテレビドラマなど所詮は衆愚に媚びて虚偽で塗り固めた巷説俗説を無批判に垂れ流す害毒メディアでしかない。
北條がそんなものと縁が薄いのは幸いだと云うべきだろう。
北條、特に伊勢宗瑞期の北條を強いてテレビに取り上げるとしたらハードな実証ドキュメンタリーが望ましいが、
…まあ、視聴率は取れないな。
誰にも読まれねえ低レベル薀蓄を垂れ流してる衆愚の北条マニア気取りがほざいてらあ
おまえは大河ドラマ以下の一流気取りの三流研究者のカス >>38
たしかに北条オタクは気持ち悪すぎる
こんな気持ち悪いオタクしかいない後北条一族が大河ドラマの主役を張っても呆れ果てて視聴率が取れるわけない 後北条一族は糞も味噌も日本に何も残さず跡形もなく消えた >ハードな実証ドキュメンタリーが望ましいが、
>…まあ、視聴率は取れないな。
Rとかパトレイバーの作者が書いてる漫画
あまりのつまらなさに一巻で切ったが
我慢すると面白くなるの、あれ? 北条好きなら楽しめると思うが
スピリッツで連載が続いているのだから北条や関東戦国好き以外の一般の読者にも受けてるのだろう >>42
漫画を読むような層が何を面白いと感じるのかは知らないが、
尋常に考えて伊勢宗瑞の生涯は劇的な要素に乏しい。
1. 幕府実務官僚としての公務
2. 今川及び扇谷の麾下としての行動
3. 飢饉・大地震・津波に対する危機管理
4. 最後に少しだけ「戦国大名」
このうち3を恒常化することによって新たな統治システムを構築して行く辺りが宗瑞の主要事蹟だ。
4にした所で特に野望だの何だのというものでもなくてリアルな在地の利害矛盾の産物に過ぎない。
何れも自然環境条件と地域状況に強要されたものであってそこに愉快痛快な物語など無い。
あくまでも学術研究やそれに近い興味の対象だろう。
と云うわけで、
そもそも作者氏が何故に伊勢宗瑞を漫画などの題材にしたか理解に苦しむ。 おまえみたいな自作自演でレスしてる変人しか北条好きはいないからのう >>41
結局そういうことやね。
三英傑以外でも武田、上杉、毛利、伊達、真田三代などは大小の時代劇で主役を張ってきてるが
北条五代が無きものは大物武将としての価値がないからであろう。
まず時勢を作れなかった
いつの世でも大物の条件とは時勢を作ることである >>45
ここの糞スレ主からは共産党員か支持者の臭いがプンプン漂う。
まあ反薩長の左であることは確実だ。 >>47
自演しまくりクソレスみたいに反薩長主義者は気持ち悪い奴が多すぎるからのう。 >>46
石田三成みたいに太閤検地を主導して奇跡的大事業を残してくれたわけでもないしな。
ようするに何も後世に残せなかったのが後北条。
まだ派手に殺されて武士の矜持を見せつてくれた東海の覇王こと今川義元には見物があるわ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています