蛇を神格化した龍という存在は中国や韓半島由来のものだ
特に龍が雨を呼ぶという概念はインドのナーガが仏典の翻訳で龍に当てられてから発生したもので中国では後漢末になって初めて現れるようになる

ネトウヨは雨を呼ぶ龍蛇神を縄文由来だなどとバカいっているが、東アジアで龍が天候神となるのは仏教伝来後の話なのだ
蛇神じたいは縄文から信仰があったかもしれぬが水神の属性は帯びていなかったろう

龍が弥生土器に描かれるのも弥生末期からであり、倭人にとって龍の概念は比較的新しいものなのだ
日本神話に龍が出てくるから太古の神だと勘違いが多いようだが、実際の龍蛇神信仰は弥生末期から古墳時代にかけて導入されたものである