艦隊決戦でも地上戦で米軍に大打撃を与え米国民の厭戦気分の高まりにより講和を目指す
この前提で開戦するなら真珠湾攻撃は絶対やってはならなかった

開戦当時の駐日米国大使のジョゼフ・グルーは開戦に際し、日本がフィリピンだけを
攻撃したなら米国内には極東のことなど知ったことではないという不戦論者や孤立主義者も
いただろうが、ハワイを攻撃したに至っては米国民は憤怒の堅い統合によって奮い立つに決まっている
と嘆いている

メイン号爆沈やトンキン湾事件、イラン戦争などアメリカがなんくせ付けて戦争を始めた例はある
そういう戦争なら、被害が膨らめば厭戦気分も出てくるが、アメリカ領土を直接攻撃したからには
アメリカ領土以外ろくに知らないアメリカ人が日本絶対殺すマンになるのは当然である

山本五十六はなるほど知米家だったが、それはエスタブリッシュメントとか軍人とか知的上流を知っているに過ぎなく
アメリカを動かす一般大衆の世論のことは全然理解していなかった