>>320
横レス
>満州国を造るという大義一点で共通なら十分すぎるだろ
住民の意思や、歴史的正当性が大義になるのであって、国造りだけじゃ大義にならない。そういう時代になっている。
満州国の場合、歴史的正当性じゃなく、住民の意思が大義であり、その部分が毀損してるから、満州国に大義はないんだよ。

溥儀にしても、石原にしても、目的とするところが住民の意思による自治からかけ離れてるし。
両者の目的が一致していようがいまいが関係ないんだよ。
どちらにしてもダメダメなんだから。

そもそも溥儀の意思ってのは、皇帝としての待遇と生活でしかないし。
満州族の自立とかそのための口実でしかない。

石原の方も、謀略でって時点で、住民の意思という大義が見せ掛けでしかない事を自分で示している。

石原は、満州住民が日本を支持し、中国もそれを受け入れて日本に協力する事になると信じ込んでいる面があった。
自分の世界最終戦争思想に基づき、西洋列強に対峙するためには日本をトップに立てて団結するしかない、
それを中国も理解するはずで、そのためになら満州を奪われても納得してくれるだろう、と言う、
お花畑的な思考に自己耽溺している面があった。
合従連衡の世界史を見れば、そんな西洋東洋なんて単純な色分けで済むはずがないのに。
正直、石原は過大評価されすぎていると思う。
逆に言えば、他の連中がアホ過ぎるとも言えるのだが。