>>627
ある戦争が侵略か否かは、評価の問題であって、残念ながら科学的客観的な事実ではない。

満州事変以降の日本軍の行為が侵略だったということについて国際的な合意がある現代世界において、
国際法の解釈として、満州事変が侵略の定義に当たらない、あるいは、侵略かどうかわからないという解釈をするモノかね?
その理由として、当時は侵略の定義が無かったと。
そりゃ思考停止だよ。戦争合法の19世紀に戻りたいというなら別論。

そこは社会科学のズルいとこだけど、政治的事実からフィードバックが掛かってしまうのは不可避。
東京裁判に於いて、侵略の定義は、元からあったことに、後からなった。(ただし、日独ともぼんやりとは解っていた)
青い鳥が、元々自宅に居たことに後からなったのと同様に。

もっとも、基礎となる事実誤認がある場合は別。日本軍の謀略でなく、蒋介石の命令によって、満州軍閥が満鉄付属地で攻撃を仕掛けてきたという事実が判明したら、濡れ衣ってことになるだろう。

また、私もシナ事変については、どちらが先に攻撃したのかという基礎となる事実が東京裁判では明らかになったと見ておらず(だから東京裁判では満州事変から継続したとしているのだろうが)、単純に日本の侵略だとは見ていない。