>>666
前段、国際法の解釈論は、説得の技術という政治的手段ですな。
論理整合性があれば、説得力が増し、政治的力が強まる。

「侵略には明確な定義がなかったので、満州事変は侵略でない」
という主張に論理整合性と説得力がどれほどありや?

後段は、故意の有無、正当化事由の有無という事実関係の主張だな。
満州事変にスライドさせると、

・満州事変はわざとやったんじゃないです。(過失)
・満州事変は緊急のやむを得ない自衛です。(正当防衛)
・自作自演の謀略はしましたけど、満鉄付属地内に収めるつもりで、中国領満州に軍事力行使するつもり無かったんです。(傷害致死)
・現地の軍人が勝手にやって政府がコントロールできなかったんです。(心身喪失)

うーん、大日本帝国は心身喪失というのはありか。
リットン調査団や国際連盟、東京裁判で堂々主張すべきだったな。
国辱ものだけど。