>>710  (※710氏以外の横レス歓迎)
@について。行為者が国家ではない、という指摘だろうが、現地軍の暴走を免責する法理にはならんな。
石原が軍上層部に提出した「満蒙問題解決案」では満州制圧の目的に資源の確保による金融恐慌の打開や対ソ防衛が述べられ、
狭義の満蒙問題よりもそちらに主眼がおかれている。その中では満州人の独立支援という構想もない。(こちらの事実誤認があれば指摘願いたい。)
Aについて。何言ってるのかよくわからんのだが、鉄道爆破は関東軍による自作自演であることは昭和30年に実行犯が証言し、史実として採用されている。
Bについて。言ってることは理解できる。おれが言えることは、国際法が
占領面積の多寡で自衛権行使の“上限”を決めていない」ことは、
当然のことながら自衛権行使が青天井であることを意味しない。
侵略の定義が現在よりも曖昧であった30年代において、国際司法裁判所にこの問題が付され、且つ先述の2点が公知であったならば、その論理で日本がシロとなるかは大いに疑問である。
ここでおれが着目しているのは1929年に起きた奉ソ戦争である。
これは満州事変とよく似ている。日本が満洲全土を制圧せず、ソ連のように権益確保だけに留めておれば、あるいは日本の軍事行動はシロと判定されるかもしれない。
日本や欧州主要国の面積を上回る面積の占領をシロとするには一段の法的根拠が
必要であろう。それがあれば君に賛成しないでもない。(連投終わり)