ミニー・ヴォートリン(Wikipedia)

…5月になっても日本兵の蛮行は相変わらず続いていた。2日の夕方、金陵女学院の門からそれほど遠くない場所で、一人の若い女性が日本兵に拉致された。
その場所はヴォートリンがちょうど15分ほど前に通ったばかりだったので、彼女は残念でならなかった。

9日の夜10時ごろ、三牌楼に住んでいた劉おばさん(50歳)の家に2人の兵士がやってきて、家のなかに2人の嫁がいるのを見つけて、なかに入れろと激しくドアをたたいた。
劉おばさんが拒絶し、憲兵を呼びに行こうと外に出たところを、兵士たちは彼女の顔を銃剣で斬りつけ、さらに胸部を刺して逃亡した。重傷を負った劉おばさんはまもなくして死亡した[12]。