>>25
価値相対主義に立った上でも、その時代におけるその社会の構成員の共通了解
というものは、認識しうるかは別として、観念しうると思います。
そして、事実上の全員一致は不可能であることを前提に、全員一致を擬制するために
どの程度の限定が必要かという点は甚だ不明瞭であるということは認めます。
しかし、「ぼぼ全員一致」というか「社会構成員の支持」というかは別として、なんらかの
限定(それも少なくとも憲法改正に必要な支持よりも厳格な限定)が必要である点は
動かないのではないかと考えています。


「ほぼ」だとか、「みなしていいと言える程度」などの程度概念を容れる記述は、
時にそれらしいマジックワードとして我々をうまく丸め込むものですから、
気をつけなければなりませんね。自戒を込めて。