ハンJ読書部☆3
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
1930年代の日本思想史について調べてたらこぶし文庫「戦後日本思想の原典」シリーズを何冊も買ってたゾ
革マルの出版物集めてるってのも不思議な感じや 社会選択理論の本はおもろいな
入手しやすさだと坂井豊貴あたりかね
選挙絶対視マンとかは読んだほうがええね そうそう選挙絶対視マンがオルタナティブな視点持てる考え方よね社会選択理論
選挙というと今の投票行動研究はどのくらい進んでるんやろか
ワイが大学生の頃受けた講義だと90年代に進んだスナイダーマン等の社会心理学的アプローチが最新理論になってたが
新聞で選挙結果分析読んでもあまり変化を感じないわ 柳田國男が普通選挙に多大な関心を払っていたのは有名やけど日本の選挙の民俗学的研究が興味深いわ
津軽選挙や甲州選挙なんて言われるように地域ごとに独特の政治風土あるンゴね
杉本仁って民俗学者が選挙と民俗について書いた『選挙の民俗誌』面白かったで わさお(犬)を見に青森の鯵ヶ沢行ったことあるけど歴史的には二人町長事件とか津軽選挙の典型例よね
日本各地にいろんな特色があるのは面白い
なお鯵ヶ沢には舞の海相撲記念館があるが舞の海は最近ネトウヨ落ちしててかなC 二人町長事件は当選証書が二枚発行されたってすごい現象よな
相撲に関する歴史の本読むと今の大相撲のウヨっぽい主張にはあまり歴史的根拠がないことが分かって面白いンゴ
飯田道夫『相撲節会―大相撲の源流』(人文書院)
和歌森太郎『相撲今むかし』(河出文庫)
新田一郎『相撲の歴史』(講談社学術文庫)
『特集 大相撲』現代思想 38(13)
『相撲の歴史』は人類史の中の格闘技って大きな枠組みで相撲を捉えてるから意欲的でおもろい
新田一郎は元学生力士で東大相撲部の部長やしな
『現代思想』の大相撲特集は様々な学問から相撲を論じてておすすめや
逆に駄本なのが内館牧子『女はなぜ土俵にあがれないのか』(幻冬舎新書)やな
内館が社会人入学した東北大大学院の宗教学研究科で書いた修論がベースらしいけど「女を土俵に上がらせない」という護教的結論ありきで
宗教学のタブーやコミュニタス論や民俗学のケガレ論をパッチワークした中途半端な本ンゴ… 選挙でダルマに点睛するのは長野から全国に広まった民俗だって民俗学者の田中宣一が『供養のこころと願掛けのかたち』って本で書いてたな 小谷野敦が「抽象的な政治理論より具体的な政治史の方が入門にいい」って言って
戸川猪佐武『小説吉田学校』や立花隆『日本共産党の研究』を薦めてたけど
実際この二つは読み物として面白いとは思う >>300
内館牧子とか能町みね子とか、相撲界に関わる女性は男性よりもマッチョになりがちだよな
なんか理由あるんやろか
女性政治家が男性よりもマッチョになるのと似ているかもだ >>204
5年前は育鵬社の公民教科書にバークが載ってたことについて「バークみたいな人権否定の反動思想家を載せるなんて」と噴き上がってたリベラルが
宇野本ブーム以来「保守主義の父バークはアメリカ独立支持、アイルランドのカトリック擁護、インド植民地政策を非難したリベラルだったんだぞ、ネトウヨは真の保守とは何かを学べ」とか掌返してるんだよなぁ…
こうやって都合よくバークの名前だけ利用している手合いも、保守主義への理解もないまま保守を標榜するネトウヨと等しく卑劣だ >>304
能町はMtoFやけど相撲に関しては意外と保守的よな
ロマン優光が「能町さんはセクシュアリティ抜きにして小田嶋隆みたいな面白コラムニストとして見るべき」って言ってて妙に納得した記憶
久保ミツロウとやってたラジオは面白かったわ 中島岳志の『保守と大東亜戦争』読んだわ
いつもの中島保守ビジネスの軽い本やけど文春の池島信平を高く評価してたのは良かったで
池島信平『雑誌記者』(中公文庫)は名著なので皆読んでみてクレメンス
会田雄次『アーロン収容所』の評価に関しては小谷野敦と同じ感想持ってもうた
西洋幻想を抱いていた会田が捕虜になってアーロン収容所で現実のイギリス人に幻滅するんやけど
会田たちの世代と違って西洋幻想ない現代人がこれを読んでもなあ… 最近はフェミニズムが色々と熱い(?)のでフェミニズム本じゃないけどジェンダー関係の本で1つ
イリス・ボネット『WORK DESIGN--行動経済学でジェンダー格差を克服する』という本
その名の通り経済学視点からジェンダー格差の生じる原因を究明してそれへの対応(制度設計等)を提示するという内容
経済学と言っても心理学由来のステレオタイプ脅威などもカバーしている(行動経済学が心理学の影響を受けてるから当然か)
個人的には紹介されている研究実験や実例が呼んでて面白かった
例えばアメリカのSAT試験で5択問題をした誤答場合に-0.25するという以前の方式は女性に不利に働きがちとか
もちろん実験結果の適用妥当範囲や日米間での社会文化によるジェンダーの違いには留意しなければならないけど
サンドバーグ『LEAN IN』の脚注やバブコックら"Women Don't Ask"(抄訳『そのひとことが言えたら…』)も実験や論文を数多く引いてるけどあっちではそういうのが議論の共通基盤になってるんかなあ >>308
面白そうやな
行動経済学って言うとセイラーが去年ノーベル賞とってたし
ジェンダーバイアスの問題を行動経済学のデザインでどう克服するかってことか… >>310
これもうネトウヨに対する高度な皮肉だろ こういう本見るとビジウヨって新興宗教からノウハウ引っ張ってきたんやなって >>305
バークを教科書で取り上げること自体を非難するリベラルって極少数だろ?
加えて、仮に同一人物がバークを否定肯定していたとしても、五年間で世の中の右傾化があまりに進んだので防衛すべき戦線を引き下げただけ、とも言えるし。
ともあれ、バークへの両義的評価だけで「ネトウヨと同レベル」扱いというのは、到底公正とは思えない。 行動経済学面白そう
特殊詐欺被害防止の為に行動経済学使ったりするんよね
認知科学の隣接領域はどれも新鮮な感じするわ 中公文庫の日本の歴史け?
あのシリーズは半世紀以上前の1965-67に刊行されたものを文庫化してるからちょっと古いけどええシリーズよな
井上光貞、直木孝次郎、竹内理三、石井進、黒田俊雄、永原慶二、林屋辰三郎、児玉幸多、奈良本辰也、井上清、色川大吉、今井清一、蝋山政道と豪華なメンツや
文庫で読める日本史シリーズなら講談社学術文庫の日本の歴史は内容が比較的新しいで 岩波ジュニア新書から明治民衆史を批判的に書いた『生きづらい明治社会』が出たで
『町村合併から見た日本近代』の松沢裕作が書いとる
今年は戊辰150年で1968から半世紀なんやな… ジュニア新書じゃ駄目だな
ネトウヨさんには難しくて読めない 日本史ははじめは通史読むより、素人向けに研究者が1テーマについて書いた本をいくつか読んだ方が楽しいと思う
そういうのが増えてきてまとめに通史みたいな感じで読むと頭が整理されていい ネトウヨさんが読める通史って
「マンガ日本の歴史」以外にあるのか 中公の緑色の新版『世界の歴史』も文庫に入って久しいな
新版はアフリカ史やラテンアメリカ史に一巻割いてるのが有り難いンゴ http://www.shigakukai.or.jp/journal/about/
ワイは史学徒ではないんやけど『史学雑誌』が毎年やってる特集の「歴史学界―回顧と展望」は
歴史学研究の最前線がまとまってるんで便利や
ワイは左翼的心情の持ち主やから『歴史学研究』も好きやったんやが
ここは去年から版元が青木書店から績文堂出版に変わったな… 世界史日本史の通史シリーズは
どこの出版社も力入れとるから安定性高いやね
小学館ライブラリーの大系日本の歴史と
近年の全集日本の歴史もいい
その中でも中公は古いのも新しいのもさらに一段安定してる感じある 通史シリーズって戦前昭和に改造社や新潮社が始めた円本ブームから来てるんやろうけど
ああいう出版社ごとに出すシリーズにしてはご長寿でロングヒットやからすごいやね
「○○文学全集」が売れなくなったのに対して通史シリーズは比較的安定して出続けとる…
筑摩が15年くらい前に坪内祐三にやらせた「明治の文学」シリーズもコケてもうたから
歴史系出版物の強さ感じるわ 文学全集はどうしても毎回内容がかぶるし文庫の方が手軽やからな
気鋭の作家による新訳や現代文学最先端を意識した
池澤夏樹の文学全集は世界も日本もよかった
あと歴史全集シリーズはどないしても最新の研究が定期的に積み上がる
それでも中公の古いのとか
よくできた本は最近の軽い本より高度やしな 講談社の日本の歴史シリーズがそういう流行を採り入れてたな
00巻『日本とは何か』で網野史学使って静態的な「日本」像を問い直して
トリを飾る25巻『日本はどこへ行くのか』で在外日本研究者や姜尚中のポスコロ・カルスタ研究を使って批判的視座を提示しとったね 原武史の『滝山コミューン一九七四』読んだんやが偉い学者は子供の頃からよう勉強しとるね
四方田犬彦『ハイスクール1968』に書かれた教駒生の生活にも驚かされたが 四方田犬彦が川魚料理店で魚を食ったエッセイを読んだことがあるが、
韓国で長く教授をしていたようだな。
だから、四方田犬彦なの? 一時期の四方田犬彦は韓国文化をよく紹介してたけどソウルの建国大に勤務したのは一年程度や
筆名の由来は「丈彦」って書いたのが「犬彦」って誤植されたからやで 四方田の師匠の由良君美の教養とかとんでもなかったで
四方田が師との思い出を書いた本は当事者から批判が多いらしいがおもろそうではある 『先生とわたし』は一昔前の人文学に活気があってスターがいた時代の雰囲気が感じられてすき
高校時代を書いた『ハイスクール1968』ほどイキリ感もないし
かといって大学から大学院時代を由良君美以外のエピソード中心に書いた『歳月の鉛』ほど重苦しく淀んでもいない 原武史って日本思想史が専門らしいけどどの時代の何の思想を研究してたんやろ?
『民都大阪対帝都東京』『出雲という思想』『昭和天皇』面白く読んだけど…
四方田犬彦『歳月の鉛』は学友への批評が面白いやね
中沢新一はクズで島田裕巳は苦労人で松浦寿輝は秀才
中沢クズ説はオウム事件の後に島田も散々言ってたので妙にリアリティあったンゴ 中沢新一って今読んでも面白いものある?
『アースダイバー』が流行った時期に『チベットのモーツァルト』『はじまりのレーニン』『カイエ・ソバージュ』読んだけどニューエイジ思想が強くてイマイチやったで
南方熊楠について書いた『森のバロック』はまあまあ面白かったけど熊楠自体が面白いしな… カイエ・ソバージュあかんかったら相性が根本的に悪いんちゃうか?
他のやと芸術人類学とか精霊の王とかは好きやったな
上でも言われとる通り人文系思想家の一番くずな部分を
煮詰めたような問題点ありありの詐欺師なやねんけど
センス自体はええのか読んでるとまあめちゃおもろい
意外なとこでは「ポケモンの神話学」が結構的を射たこと書いとったな 島田裕巳は真面目な人なんやろうしそれで苦労しがちなんはわかるけど
本はちょっと粗製乱造が多過ぎてこれはというのを探すんが大変やな
中沢新一批判とか平成宗教20年史辺りはおもろかった 島田裕巳は良くも悪くも広く浅く興味広げる為の新書書いてる人って事でええんちゃうか 島田は最初期の『フィールドとしての宗教』え
えぞ🤗
ヤマギシ会をフィールドにして参与観察したら惹かれて入会してしまう経緯を素直に書いとる😲
今の島田は小谷野敦と同じく文筆業やから食うための粗製乱造はしゃーない😢
中沢のポケモン論割と面白かったな😎
『雪片曲線論』に載ってる「ゲームフリークはバグと戯れる」みたいにゲーム語れるよな中沢🤔
ファミ通に連載持ってた香山リカが学生時代に影響受けたのは中沢みたいやし🙄 島田裕巳の最高傑作は『大川隆法の霊言』(共著)
大川隆法の守護霊を呼び出して教義の矛盾について詰問するという最高の一冊だ リカネキも「テレビゲームと癒し」が個人的には最高傑作やわ
脇の甘いサンドバッグリベラルになったぷちナショ以降の粗製乱造は好きになれん
まあKさんとのカップリングは好きやけどな
リカネキから選ぶなら「テレビゲームと癒し」と「多重化するリアル」辺りかね ドーキンスの利己的な遺伝子、軽い気持ちで買ったらめっちゃ難しい。。。
ノート取りながら読まないと分からん気がする。よく売れたなこれ ドーキンスやったら「遺伝子の川」と「進化とは何か」がわかりやすいで
ドーキンス版生命全史とも言える「祖先の物語」は遡り方式やけどおもろい
利己的な遺伝子はいろんな意味で金字塔的な特別な一冊やからね
ドーキンスの後にデネットの「ダーウィンの危険な思想」読むとよりおもろくなる 二ーチェ読んどるネトウヨさんに少なからず遭遇したことがある(ナチス幹部がニーチェを愛読しとったらしい)やから著書を何冊か解説書やら英語のテキストやら交えつつ恐る恐る読んでみたんやが
想像以上に人類愛に溢れとって驚いたわ
てか普通にナショナリズムやら国粋主義やらユダヤ人批判やらは畜群の行為としてクッソ批判しとるやし(在日コリアンとかむしろニーチェ側からしたら称賛対象ちゃうの?)、
どう見てもニーチェが批判しとんのは多数派におもねて暴れとるだけのネトウヨみたいな人間の方やんけ
キリスト教(ないしそこから派生する人道主義・平等主義)批判もこれは当時ドイツのルター派が領邦教会制の影響下で権力とバッチリ癒着して国民の精神生活を抑圧しとったこと、
そしてニーチェの父が皇帝崇拝者の厳格な牧師というまさにそういうタイプの人間やったこと、といった背景ありきで考えんとあかんやろ
「力への意思」「人道主義・平等主義批判」「女性差別」…この辺のワードを独り歩きさせて捻じ曲げて解釈しとるだけちゃうん? 「日本の中の北朝鮮」はこんなところだった
https://www.j-cast.com/bookwatch/2018/03/27007104.html
民族教育を受けて育ち、83年、朝鮮大学校に入学した。
大阪の殺風景な下町に住んでいただけに、初めての東京、
しかも緑の多い環境には期待を膨らませた。
しかし、学校に一歩入って思う。「来る場所、間違えたかな」。
始業式で渡された3冊の本に気が重くなったのだ。 >>348
まあニーチェ自体があまりまとまった書き方しとるわけちゃうからな
あとニーチェの差別的な利用の歴史は本人の妹から
もう始まっとるからかなり根が深い話や
個人的にはニーチェ自身にもそう解釈されてしゃあない危うさは感じる ベストセラー作家百田先生の日本史の本が出るらしいぞ
要チェックや >>349
これは面白そうやな!
ヤンさんとはアンチレイシズムデモでご一緒して酒飲んだご縁もあることだし、買って読むわ ウィリアム・ジェイムズの『プラグマティズム』読んだけど功利主義ってシュティルナーの「エゴが消費するものだけに価値を認める」思想と似てるんやな
偶然か知らんが二人とも無政府主義者だし そういえばこのあいだ死んだ佐々敦行のWikipediaに
「ウィリアム・ジェイムズの『宗教的経験の諸相』を読んで」警察官僚になった、
みたいなことが書いてあったけどジェイムズのどこを読んだらそうなるのかわからん 西尾幹二てニーチェ研究の世界では大家中の大家やで
ネトウヨに読めるような本は書いとらん
単にニーチェが人権とか平等とかにアンチっぽいから
雰囲気でかぶれとるだけやろ 中川八洋曰く
西尾はドイツ語の翻訳はできるが哲学に関する知見はゼロ
西尾の『ニーチェ』は評伝であって研究書ではない、らしい 中川八洋なあ……
まあニーチェをアカデミズムの哲学科で扱えない(昔の東大だと独文や美学に行くよう言われたらしい)し仕方ないんかな
西尾も独文やしニーチェ研究も基本的には思想・哲学の面より文献学と伝記研究に重きを置いとったからな
文献学・書誌学的な研究や伝記研究、それに日本での受容史という点では西尾幹二の業績は馬鹿にできんと思うで
本人の思想はともかく……
ちなみに「世界の名著」第一回配本でニーチェをやると決まったとき
東大独文のドンやった手塚富雄にまず話が行って『ツァラトゥストラ』を訳すことになって
弟子のうちニーチェをやってた西尾に『悲劇の誕生』の訳をやらせたんやが
途中で西尾の西ドイツ留学が決まって訳の慣性が危ぶまれたんで
念のため西尾の後輩にも訳文を準備させたが西尾がなんとか完成させたのでその後輩のはお蔵入りになった
その後輩いうのが作家の古井由吉だったという話があるな
(古井は大学助教授時代にニーチェについても論文を発表している)
この事件の見返りに手塚は古井により専門に近いブロッホやムージルの小説翻訳の話を回してやって
そこで何かに目覚めた古井が大学紛争をきっかけに教師を辞めて小説家に転身するきっかけになったんやから人生わからんもんや かつてここまで(正常な人間はそもそも普通ここまで口汚くならない) わい中川八洋は副島隆彦系の電波として愛でつつ笑うものと見てたんやが
まさかほんまに中川センセーを思想的に評価する人とかもおるんか…… 中川八洋って文体だけ見てるとキチガイ極右に見えるけど思想的には割と穏健なオールドリベラルの系譜ちゃうの?
大東亜戦争を全否定してるし朝鮮の王制を廃止した日本を批判してるしA級戦犯合祀する靖国神社は解体焼却しろとまで言ってる
陰謀史観入ってるのは頂けないが基本的には左右の全体主義に批判的な穏健保守やろ 今の中川八洋そんなことになっとったんか?
昔はもっと慰安婦南京事件否定とかわかりやすい極右やった記憶がある
与謝野晶子を持ち上げてフェミニズム叩きに使っとる本には草生えたわ >>367
いや親英米目線からの大東亜戦争否定のスタンス自体は昔から変わってないはずやで
慰安婦南京事件否定も一貫してる
ただ初めは「戦前日本の全体主義体制は実質的に社会主義体制であり、無謀な対英米戦争に突き進んだ日本を賛美する右翼民族派は保守ではない」だったのが飛躍して
今は「大東亜戦争自体がスターリンによる日本共産化の一環だった」とかいう陰謀史観になっとるが >>368
うーんこの
ネトウヨとどっちがましかというレベルやんけ 近所の本屋さんが潰れて岩波の『図書』を貰える場所がなくなったンゴ…
そんなに高くないし定期購読するかな…
『図書』『ちくま』『みすず』『本郷』この辺のPR誌すき 「こんにちなにか実際に学問上の仕事を完成したという誇りは、ひとり自己の専門に閉じこもることによってのみ得られる…およそ隣接領域の縄張りを侵すような仕事は、一種の諦めが必要である」(マックスヴェーバー『職業としての学問』)
中川八洋って工学部航空学科出身でスタンフォードの政治学科大学院(???)出身なんやろ
少なくとも近代歴史学に関してはただのアマチュアやんけ
専門の歴史研究者でさえ、それも優秀な研究者ほど、自分の研究対象外の事項については正確な情報を伝えられんと安易に語らんようにしとるのにようやるわほんま スタンフォードはどうか知らんけど、日本の大学では政治学科って現代史も含んでるところが多いで 近衛文麿を隠れ社会主義者扱いする陰謀論の親玉は中川八洋かな🤔
近衛上奏文読む限り共産革命恐れてるしとてもそうは思えんが😥
近衛の側近の風見章や西園寺公一に尾崎秀実が近づいてたのは事実やがそれだけぢゃなあ😪
電波系全方位攻撃芸人と思えば笑えるけど🙄 中川八洋曰く戦後の論壇で真の保守は福田恒存、磯田光一、竹山道雄、林健太郎と自分だけだそうだ 竹山道雄がビルマに行ったことがなかったってエピソードほんとすき
磯田は『鹿鳴館の系譜』 『思想としての東京』とか文藝批評のイメージ強くて保守思想っていうとよくわからん >>375
そういえば上座部仏教では僧侶が楽器を弾くことは禁止なんだっけか ドイツ語は草
マジレスすると自分で哲学的に考えたいのか
教養として哲学という知識を押さえたいのかで二分されるよな
前者なら大森荘蔵とか永井均の本
後者なら岩波ジュニアの「ヨーロッパ思想入門」とか
変わり種ではブライアン・マギーの「哲学人」がおもろいで
ポパーの友達のTV屋さんの自伝でポパーを出したTV番組とか企画した話とかある
本人もセンスがよくて当時の分析哲学ブームに対してもおもろい批判をしてる >377
文化人類学者の青木保が『タイの僧院にて』(中公文庫)で実際に出家した経験書いてるけど
戒律厳しくて厳禁にすら素手で触っちゃいけないって宗派もあるしね
>>376
>>379
岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』はええね
ヘブライの思想とギリシア哲学という二大潮流からキチンと説明してるし
意外なところでは高校社会科の倫理の教科書はええと思うンゴ
洋の東西を問わず古代哲学から始まってフランクフルト学派や実存主義まで抑えとるしね 教科書は基本的にこれは外れないやろっていう定説を
要領よくガイドラインに従って書いてるわけやからね
国語の教科書を手頃な文学アンソロジーとして読んだり
山川の再読シリーズは教科書の内容を一般書にしただけなのに売れたし >>380
ヨーロッパ思想入門ワイも読んだやで
amazon上位だったから買っただけやけどわかりやすくてよかった 教育社会学の竹内洋やドイツ文学研究の高田里恵子が批判的に論じてたけれど
戦前の旧制高校生のあいだで新カント学派が流行るくらいに哲学が読まれてたのは凄いと思うわ そういや昨今のウヨ界隈の地政学ブームも中川八洋が先駆けのような気がするわ 地理学をやってる研究者が地政学本を買いあさって
「こいつらどいつもこいつも地図間違ってやがる!」
と怒りの検証してたな 一応内容がそれで間違ってるとまでは証明できんのやが
その程度の意識で編集も著者も作ってるという証明ではあるわな
佐藤優とよく組むとはいえ山内昌之ままでやらかしてるんは草生えた 地理的環境とどういう産業が発展するかとの関係を探るのは、地理学の中のなんて分野? >>387
地理学は純粋にある国や地域に関する人口や民族、国土や自然に経済状況等々の種々のデータを分析・研究していく学問やね
地政学はある地域の政治的・軍事的意義、それをめぐる各国の攻防みたいなものを研究していくやな
例えば黒海にあるボスポラス・ダーダネルス海峡は、もしそこをロシアが自由に通航できればロシアは一年中いつでも内地からから地中海を通って大西洋へ軍艦を出せるようになる政治的・軍事的価値の非常に高い海峡であって、
冬には凍って使えなくなる港しか有しなかったなかったロシアにとっては戦略的に超重要な攻略拠点、逆に言えばイギリス等々の列強からすれば絶対に通らせてはアカン場所やったんや
で、その海峡の通行権巡って戦争やら干渉やら条約やら各国が動いとったわけや
こういう風にその地形とか土地の政治的・軍事的意義を見てくのが地政学やな
沖縄なんかも地政学的に見れば仮想敵国の中国ににらみを利かせることのできる超重要拠点なわけやし、本州自体もアメリカにとっては万一対米中戦争が生じた場合にはミサイル本土攻撃を防ぐ際の盾・緩衝材になるわけやな
でもまあこういうのは考え始めるとキリない所あるし陰謀論じみても来るからまあ難しい所やな
>>388
経済地理学って学問はあるみたいやな なんか政治地理学と地政学が紛らわしいな
前者は客観的で後者は主観的と考えればいいのか 地政学とか名乗ってるけど要はただの国際政治語りに箔付けただけやからな
なんの学問的裏付けもない分通俗社会学以下の存在や
まあ学問やなくても評論としておもろいのはあるんやろけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています