JoyDivision_03
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マンチェスターのパンクシーンにおいて、俺たちは典型的なルートを辿ってるはずだった。
ザ・フォールやザ・ワーストはバズコックスの前座をやって、その後あちこちに出るようになってた。
でも俺たちは最初のライブの後、どこからも声がかからなかった。
しばらくして俺らのことを探してたらしいMusic Forceから連絡があって、Raftersで何度か前座として出演させてもらった。
Stiff Kittensっていう、ピート・シェリーが決めた仮のバンド名は却下された。俺自身はキュートでいいと思ってたんだけどな。
怯えた子猫たちって、パンクバンドの名前としてバッチリだろ?
肉球を振りかざす段ボール箱いっぱいの子猫たち、これ以上にパンクなイメージはないと思ったね。
でも他のメンバーたちは気に入ってなかったから、結局ボウイの「ワルシャワ」って曲にちなんだWarsawで落ち着いた。
駆け出しの頃はその名前でギグをやってたしな。 彼らがPenetrationの前座として出演した時、イアンは後に確立するスタイルの片鱗を見せてた。
バンドはまだ発展途上って感じで、ライブはまぁまぁだった。
イアンは昔からとにかく服のセンスが良くて、すごくスマートなTonikのパンツと空軍のオーバーコートをよく着てた。
1935年頃にベルリンで実際に使われてたような実用的なやつさ。
バーニーは口ひげを生やしてた。フッキーはゲイのダンサーみたいな格好をしてて、ヴィレッジ・ピープルのメンバーかと思った。
つばの長いキャップは当時じゃ珍しくて、Pipsで見かけた時も同じやつを被ってた。
鋲を打ったレザーの首輪なんかもしてて、とにかくごちゃまぜだった。 演奏は決して上手くなかったけど、サウンドは当時のど真ん中だった。あの頃出てきたバンドの大半に言えたことかもしれないけどね。
僕らリスナーは批評家ぶったりせず、次々に新しいバンドが生まれる状況を歓迎してた。
写真も6〜7枚撮ったはずなんだけど、ネガはとっくの昔に失くした。
すごくエネルギッシュなライブだったけど、当時はどのバンドもエネルギーが有り余ってるって感じだったからね。
チェルシーやCortinas、Eaterなんかもそうだった。でもWarsawの曲はありきたりだったな。
彼らは最初から特別な存在だったわけじゃないと思う。
僕は前座のバンドも撮影するようにしていて、いつも3〜4枚は撮ってた。
何かが起きようとしていて、その過程を記録しているっていう実感はあったね。彼らに限らず、あらゆるバンドを撮影した。
自分が何かしらの形でそれに関わるかもしれないと感じてたから、できる限りのことをしようと思った。
ボウイやロキシー・ミュージックなんかのグラムが好きだった僕は、パンクスファッションには手を出さなかった。
あくまで傍観者のつもりだったけど、自分がシーンの一部だっていう実感はあった。
来るものを拒まず、当時のシーンにはそういう寛容なムードがあった。
ロンドンは派閥争いがすごかったけど、マンチェスターはそういうのと無縁だったんだ。 40周忌記念書きこします、日本時間19日午前4時〜6時
英でライヴ・ストリーミング・イベントあるらしいです↓
http://amass.jp/134568/ Joy Division: Juvenes
英語版 | Kevin Cummins 、 Ian Rankin | 2021/10/19
ハードカバー
¥4,825
ん https://reminder.top/437953211/
>この本を読んでとくに意外だったのは、ヴォーカルのイアン・カーティスがダブや
>レゲエ好きだったということ。 >>391
買ってよかった。でかくて硬くて鈍器にもなる。 ソォー| ̄皿)o―――――――――C~-v(  ̄Д ̄).。o○フゥ~ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています