日本の代表的なアニメーションの『ドラえもん』で、主人公のドラえもんと野比のび太(韓国=ノ・ジング、
中国=野比大雄)が「日本が敗北するの」と叫び、中国と日本の反応が異なっている。

最近製作されたドラえもんの『ぞうとおじさん』で、第二次大戦当時に日本軍は、「動物の面倒を見られ
ない」という理由で毒殺する。この事実をドラえもんとのび太がタイムマシンに乗って過去に戻り、動物を
救うという内容である。

話題のセリフは過去に戻ったドラえもんとのび太が、ゾウに毒の入ったエサを食べさせようとする飼育員
を説得する過程で登場する。ドラえもんとのび太は飼育員に向かい、「大丈夫、日本が負けるの!」と
叫び、両手を広げて歓呼する。

(キャプチャ)
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▲ (字幕=日本が負けるの!)

このセリフで日本の右翼陣営は憤怒している。一部のネチズンは、「日本を侮辱している」、「アニメが
子どもたちにそのような考えを植えつけて良いのか」と非難した。日本の右翼は歴史を歪曲してでも
日本の恥部を隠そうとする。

一方で中国では、「ドラえもんは日本の良心だ」、「製作スタッフの勇気に拍手を送る」、「作家と監督に
非常に意味ある、勇気がいる事をやり遂げた」と称賛を惜しまなかった。

中国人民網などの現地メディアも、「今回放送されたドラえもんのセリフは原作者である藤子・F・不二雄
の意図をよく反映しており、歴史に忠実に日本の極右団体に勇気を持って立ち向かった」と伝えた。
また、「今回の作品が不二雄を“優秀な創作者”から“偉大な創作者”に引き上げた」と評価した。

中国も『東北工程』に代表されるよう、歴史歪曲は得意な国だ。過去の反省をせず歴史歪曲を躊躇しない
国同士が争う姿が、国際的観点では可笑しくて開いた口が塞がらないという反応が出るだけだ。

一方、ドラえもんの原作者である藤子・F・不二雄は1933年に生まれ、太平洋戦争と第二次世界大戦を
経験した。これによる影響から、ドラえもんには戦争を素材にしたエピソードが頻繁に登場してきた。

ソース:NAVER/ヘラルド経済(韓国語)
http://entertain.naver.com/read?oid=016&;aid=0001279444