>>247
「牛豚鶏魚の肉も、調理をきちんとして器や皿を清潔にすれば、もとより食べられるものとなると思う。」と感想を述べているのである。
 もっとも、季節が真夏であるだけに腐敗臭が漂っていたのには閉口したらしい。
 「途中郡鎮にて為に設くる処の饗膳も大抵大同小異なり。時、炎暑に際するを以て腐敗し易く臭気に堪えず、速に一、二箸を下して撤去せしむ」とある。(「宮本大丞朝鮮理事始末 四/1 朝鮮理事日記/1」p30)

 なお上記の「食事のことなど」は、王宮での「茶礼」の後の司譯院で行われた申大臣や修信使だった金綺秀たちも出席しての政府主催の宴席も含めた感想である。だいたいどこでの食席も同じようなものであったと言う。

http://f48.aaacafe.ne.jp/~adsawada/siryou/060/resi020.html#u