遼寧はアドミナル・クズネツォフの二番艦のヴァリャーグの改修したものだが
冷戦終結以来、未完成のまま二十年以上も野ざらしにしていたので、相当、ガタが来ていたようだ
おかげさんで、当初の予定を変えて練習艦として使用する事になったのだろう

そもそも同級航空母艦は、ソ連は航空機搭載巡洋艦と呼んでいた
条約で黒海に空母が活動出来ないので、そのように強弁したって意見もあるが
しかし本当に旧ソ連海軍は空母ではなく巡洋艦としての運用を考えていた節があり
空母でありながら、巡洋艦並の兵装を行い
さらには航空機の運用能力はカタパルトが実装できなかった事から
STOVL空母のようにスキージャンプ方式を採用し、航空機運用能力は限定的であり
航空機の搭載能力も、空母の大きさからみればかなり少なくなっている

中国は兵装を排除して艦載機の搭載能力を高めたというが
それでも実際の戦闘に耐えられるレベルか疑問だな
それに中国側は遼寧に次ぐ国産空母もアドミナル・クズネツォフの拡大型になるようだし
これらの空母では、いずも型相手ならともかく
アメリカのニミッソ級相手では大人と子供の喧嘩レベルの能力差だ