>>119
レス、有難う。
 
@ アメリカの艦船が通過している場所は、島から100qとか200qとかの沖合。
弾道ミサイルの速度からすれば、僅か何秒かの時間余裕しか無い。
 
A 射程数千キロのミサイルを、その1/10くらいの近距離に落着させるには、高高度軌道を取る。
高高度を往復するだけでも何分かを要するだろう。
 
B 更に、ミサイルは自身でレーダー照準を合わせ、軌道修正を行う。
 ジンバルを偏向させ、慣性力や空力に抗ってミサイルの姿勢が正しく終末コースに乗るまでには
 ある程度の応答時間を要し、その間にもミサイルの飛翔距離は増大する。特に速度が高い終末段階では姿勢偏向に要する時間は増大する。
 
以上の時間を総合すると、弾道ミサイルでは近距離移動体の衝突軌道に載せる事は困難と思われる。
少なくとも、米艦が南シナ海に入る前くらいに離れていなければ命中は難しい。
 
そもそも、対艦弾道ミサイルは、接近阻止戦略の下で産まれたコンセプト。
遠方で敵を阻止する能力を持つ事で接近を躊躇わせるという発想。
しかし、近接戦では無能。亜音速対艦ミサイルの方が脅威。