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近年、日本では若年層を中心に再び韓流が人気となっているが、これは中国も同様だ。韓国の文化やエンターテイメントが多く入り込んでいて、韓流にどっぷりと浸かっている中国人は少なくない。だが、テレビなどの画面を通じて伝えられる韓国と、韓国を訪れて実際に目にした光景が異なっていることに失望する中国人は多いという。

 香港メディアの鳳凰網はこのほど、韓国の街の様子を撮影した写真を紹介する記事を掲載し、韓国へ旅行に行きたいと考えている中国人に対して「この写真を見てもまだ夢を抱いているのか」と問いかけた。

 記事はまず、中国と韓国は互いに影響を与え合う関係で、近年では韓国から多くの化粧品やエンターテイメントが中国にもたらされていると紹介。そして、テレビの画面を通じて伝えられる韓国の様子を見た一部の中国人は韓国に魅了され、韓国を訪れたくなるようで、実際に中国では韓国旅行がブームとなった時期もあると伝えた。

 一方、「実際の韓国の様子はこうである」と主張したうえで、街の様子を写した写真を掲載し、路上には屋台が広がり、ドラマに登場するような光景ばかりでないことに気が付くだろうと主張し、「韓国ドラマは中国人視聴者を欺いている」と主張した。

 ほかにも記事は、韓国では日本と同じように街中にゴミ箱が設置されていないが、日本と違ってゴミをポイ捨てする習慣があると主張し、中国人のマナーが悪いとは言える立場にないと強調し、「この写真を見てもまだ韓国に対して夢を抱くのか」と読者に問いかけた。

 ドラマで描かれる世界と現実に違いがあるのは韓国に限ったことではなく、日本や米国のドラマでも現実との乖離は少なからず存在するだろう。それにもかかわらず、中国人が「韓流ドラマは現実とかけ離れている」と感じてしまうのは、中国人が世間知らずなのか、韓流ドラマ側の乖離が大きすぎるのか、一体どちらの理由によるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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サーチナ 2019-05-30 22:12