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▲日本の<マジンガーZ>に刺激されて作られた<ロボット テコンV>は大成功をおさめてその後、韓国アニメ製作に活気を吹き込んだが盗作論議は深刻な問題として残っている。
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▲ロボット テコンVはテコンドーを利用したロボットの派手な激闘場面で話題を集めた。

<宇宙少年アトム> <鉄人28号> <サイボーグ009> <マジンガーZ>が日本アニメなのかさえ大衆があまり知らなかった時代だった。しかし、業界の人々は知っていた。テレビで放映されて人気が高い日本ロボット アニメに似た劇場版を作れば、大成功をおさめるだろう。<ロボット テコンV>の出発点は<マジンガーZ>であった。

製作者ユ・ヒョンモク、キム・チョンギ監督、チ・サンハク脚本で作られた韓国初のロボット アニメ<ロボット テコンV>は1976年7月24日、大韓劇場と世紀劇場で封切られ13万3600万人が鑑賞し、香港合作映画<愛のスザンナ>に続きその年の観客動員2位を記録した。

<ロボット テコンV>の成功は韓国アニメ製作に力を吹き込み<テコン童子マルチアラチ> <星の国三銃士> <15少年宇宙漂流記>などがひきつづき封切られた。

当時、<ロボット テコンV>に熱狂した子供たちは後に大人になって、2007年、リマスター再封切りをした時、自分の子供たちと一緒に劇場を訪れて観客65万6千人余りの記録を樹立した。

<ロボット テコンV>は最初ではないが操縦士の動作をロボットの動きに連結してテコンドーを駆使する技術も印象的だった。当時、日本のロボットアニメのスーツを着た俳優が激闘を行う<ウルトラマン>や<仮面ライダー>のような「特撮」と区別される様に多様な武器を駆使してアニメ特有の効果を積極的に活用した。

しかし、メカニック デザインをはじめとして生まれから曖昧だった日本アニメの盗作は致命的だ。時代的限界と力量不足を認めるとしても、シリーズが続き、独創的な要素の強化どころかかえって盗作が激しくなった事が一層深刻な問題だ。リメークがあるなら、必ず改善されなければならない点だ。

キム・ポンソク/映画評論家

ソース:ハンギョレ新聞(韓国語)<‘韓国アニメ’に活気吹き込む大興(テフン)行…‘日本盗作是非’克服宿題>
http://www.hani.co.kr/arti/culture/movie/903257.html