韓日関係が悪化し、韓国で日本旅行を控える動きが続いている影響を受け、
韓日を結ぶ定期旅客船の乗客が大幅に減っていることが3日、分かった。

韓国・釜山地方海洋水産庁によると、日本が対韓輸出規制の強化を発表した7月1日から8月末までに
釜山港から船で対馬、福岡、下関、大阪に向かった乗客は約11万3400人で、前年同期比53.7%減った。

7月は約7万1140人だったが、8月には約4万2250人に減少した。7月は前年同月比35.0%減少し、8月は同68.8%減少した。
7〜8月の乗客数を航路別にみると、対馬に向かう航路が前年同期比61.9%減少し、最も減少幅が大きかった。特に8月は前年同月比79.6%減った。

福岡に向かう航路は、7月は前年同月比25.4%減、8月は同50.3%減少した。下関は7月が24.5%、8月が56.8%それぞれ減少した。
大阪は7月が32.4%、8月が53.5%それぞれ減少した。

釜山―対馬間を運航する旅客船はこれまで1日6隻あったが、乗客の減少により9月からは1日2隻のみに減便され、今後もさらに減る見通しだ。

乗客の減少を受け、釜山港湾公社は国際旅客ターミナルに入っている店舗や、港湾施設を利用する船会社を支援するため、
賃貸料の納付期限延長や施設使用料の減免などの案を検討している。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190903004000882

対馬に向かう旅客船の船内=(聯合ニュース)
https://img7.yna.co.kr/photo/cms/2019/08/11/17/PCM20190811000117051_P4.jpg