ベトナム人もトランプ大好き
冒頭で述べたとおり、ベトナム国内にも熱いトランプファンが多い。

同国ではそもそも、政治家のオンラインファンページがあまり一般的ではない。それなのにも関わらず、トランプのファンページはフェイスブック上に存在する。そのうえ何万ものフォロワーを抱えているのだという。

「ファンページの管理者がどこに拠点を置いているのか明らかではないが、『About』に表示されている電話番号はすべて現地の番号だ。投稿に使用されている言語もベトナム語。ただし、ページに投稿されている動画は英語の場合もある」

会国営メディアがトランプとバイデンのカオスすぎる討論に関するフェイスブック投稿をしたときには、1500以上の「いいね」と何百ものコメントがあっという間についたという。

あるベトナム人ユーザーはこうコメントしている。

「私はトランプが中国を破壊するために再選することを願っている。中国の態度は他国に対して不遜だ。しかし、どのリーダーもトランプのようには(中国に対して)抗議していない」

背景にあるのは共産主義に対する嫌悪感
ベトナムには根深い植民地支配の歴史がある。

まず、紀元前111年から1000年以上にわたってベトナムは中国の支配下にあった。さらに、1979年には中国がベトナムを侵略しようとし、中越戦争が起きている。

またアメリカとはベトナム戦争で戦い、フランスからはかつて植民地支配を受けていた。

だが「カンバセーション」によれば、ベトナムは「アメリカやフランスとは無事和解できた。しかし、中国には深い不信感がある」という。近年は中国が南シナ海の一部を支配しようとしているため、その不信感は深まる一方なのだ。

ベトナム戦争の終戦後、人々は自由を求めて共産主義のベトナムから脱出しはじめた。1975年から1997年までに160万人以上のベトナム人が海外に定住しており、このとき、アメリカはもっとも多くの難民を受け入れている。現在、世界のベトナム人移民の総人口は推定450万人。このうち、アメリカに住むベトナム人は約130万人だ。

「第二次世界大戦中に祖国を離れ、別の地で生活を築いたウクライナ人やその他の東欧人と同じく、ベトナム人も共産主義を嫌っている」

全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/150b679a627e6b8f40227e48cb19117e76261eed
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