改革開放後、急速な経済発展を実現した中国。ここ数年は成長率が以前ほどの伸びではなくなっているとはいえ、日本よりもずっと高い経済成長率を保っている。しかし、都市圏別の経済力で比較すると、中国は日本にまだ及ばないようだ。中国メディアの百家号は24日、東京都市圏の経済力がいかに強大かについて紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国における経済力の強い都市圏と言えば、北京、上海、広州、深センの四大都市圏だと紹介。しかし、これらの都市圏はいずれも東京都市圏には遠く及ばないという。

 また、多くの人は米国のニューヨークが最も裕福な都市だとのイメージを持っているが、ニューヨーク都市圏ですら東京都市圏には劣ると指摘。域内総生産(GRP)では東京都市圏が世界一であり、北京、上海、広州の都市圏の合計よりも多いそうだ。

 それで記事は、「東京こそ真の世界一豊かな都市」だと分析。人口密度が高いものの交通インフラが整備されており、富裕層も多く住んでいる都市だと伝えた。しかし、上海の経済成長は著しいため、数年後には上海都市圏が東京都市圏を超えるに違いないと予想した。

 国全体のGDPでは10年前に中国が日本を超え、今や日本の3倍ほどになったが、都市圏別では東京の経済力が際立っていると言えるだろう。それだけ日本の経済は東京に集中しているということになるが、東京は世界経済に大きな影響を与える重要な地位を占めていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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