2020-12-12 07:20
https://www.news1.kr/articles/?4147903

児童性犯罪者のチョ・ドゥスン(68)が出所した。彼は刑期(12年)を終えて12日午前6時45分頃にソウル九老区南部刑務所を出た。

チョ・ドゥスンは他の出所者たちとは異なり、徒歩ではなく官用車に乗って移動してきた。これに激怒した一部の市民たちは官用車に向かって生卵ではなく茹で卵を投げた。

先立って一部の市民・YouTuberたちのチョ・ドゥスンに対する『懲らしめ予告』が続いた。法務部は予期しない物理的衝突に備えて官用車を用意した。

これによる反発は激しかった。前日(11日)午後から一部の市民・YouTuberたちが徹夜でデモと抗議をした。これらは刑務所近くにテントを設置して現場中継のための装備車まで動員した。

抗議の水位も高かった。数人の市民とYouTuberたちは初めから刑務所近くの道路に寝転んだ。チョ・ドゥスンの移動自体を阻止するという趣旨だ。チョ・ドゥスンの出所が予告されたこの日午前6時の現場の気温は零下0.1度だった。

これらが叫んだスローガンも同じだった。『チョ・ドゥスン死刑』『チョ・ドゥスン去勢』『チョ・ドゥスンXXX』などの激しい表現を叫んだ。現場のアチコチにこれらが掛けたものと推定される横断幕には『チョ・ドゥスンを地獄に』などのフレーズが含まれていた。

チョ・ドゥスンの出所が差し迫ると現場はさらに慌ただしくなった。道路に寝転ぶデモ隊が増えて、これらのスローガンも大きくなった。個人YouTuber数十人と市民たち、現場中継に乗り出した取材陣まで混ざって人山人海を成した。警察はデモ隊に向かって感染病予防法と集会及び示威に関する法律違反による処罰に言及して解散命令を下した。

チョ・ドゥスンが乗った車両が出てきて、デモ隊と警察の間で衝突の状況も起きた。道路に寝転ぶ市民たちを解散する過程で摩擦があった。また、個人YouTuberと市民たちがチョ・ドゥスンが乗った車を追い掛けて走って、これを警察が制止する過程でイザコザもあった。

出所したチョ・ドゥスンは官用車に乗って住居地を管轄する安山保護観察所に移動することになる。保護観察開始申告書の提出など行政手続きを終えた後に遵守事項を案内される。保護観察所から住居地までも保護観察官が同行する。

保護観察官はチョ・ドゥスンの自宅内に彼の外出の可否を確認する装置である『在宅監督装置』を設置する。この装置を設置して異常の有無確認を終えた後に出所執行手続きが完了する。チョ・ドゥスンは今後7年間電子足輪を着けて担当保護観察官の24時間1対1密着監視を受けることになる。