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▲金忠植(キム・チュンシク)韓日未来フォーラム理事長

「韓日間が過去の歴史を巡って『最悪の状態』と言いながら、お互いに無駄な歳月だけ送り未来を侵害することは相互の深刻な職務放棄です。」

金忠植(キム・チュンシク、66・写真)新任韓日未来フォーラム理事長は7日、ソウル西大門(ソデムン)事務室でソウル経済と行ったインタビューで「引越せない目の前の隣人をめぐり梗塞局面を解かないのはどちらにとっても自害行為」としてこのように話した。

キム理事長は東亜日報東京特派員の時、東京大客員教授として1年間講義した知日派で慶応大で言論学博士学位を受けた。昨年初め映画になって話題を集めた『南山(ナムサン)の部長たち』の著者で韓国放送通信委員会副委員長(次官)を経て現在、嘉泉(カチョン)大学特任副総長として活動している。

彼は「北韓・中国・米国との関係も重要だが日本との関係も歴史的に振り返ってみればそれに劣らず重要だ。過去10年余り、韓日関係が悪化の一途をたどってきたが、日本のせいもあるが、私たちの過ちがないわけでもない」と指摘した。

悪化した韓日関係が南北関係や韓中関係にも影響を及ぼすだけでなく、昨年末ユ・ミョンヒ通商交渉本部長の世界貿易機構(WTO)事務総長落選にも少なくない影響を及ぼしたというのが彼の判断だ。

キム理事長は複雑にからまった韓日関係梗塞を解くためには去る1998年の「金大中(キム・デジュン)・小渕宣言」に戻らなければなければならないと強調した。彼は「同宣言は今よりさらに難しい悪材料と歴史教科書問題などの沈殿物を踏んで成し遂げられた。その後、2002年ワールドカップを成功裏に共同開催し、結果的に両国が遊休競技場を半分に減らして大きな実をなした。感情を殺してこそ国益が生きる」と強調した。
(中略)

彼は「私たちは歴史のくやしい記憶のために寝てむくっと起きて怒る自画像がある。反面、あちらはすべての誤りと悪行を覆って『世の中そうしたもんだ。力が正義だ』と妄言する。どちらも正常と言えず未来指向ではない」と指摘した。引き続き「過去の歴史によって第3国に漁夫の利を与えるのは愚かなこと」と批判した。

キム理事長は「日本史には過去に科擧(かきょ=中国の官吏採用試験)を施行したことがない。1868年明治維新前まで刀の戦いだけで統・班長から道知事・総理まで選出したと見れば良い。このように気があふれる島国には天との対話や理の発想がとても欠乏しているのではないかと感じるが、共に生きて行かなければならない」と助言した。

外交部認可社団法人である韓日未来フォーラムが韓国と日本の学者、元外交官、言論人、専門家などから構成され、過去16年間約170回の討論会を開催したのも相互理解の幅を広げようという意図と言う。

彼はますます度を増す日本の嫌韓雰囲気に対しては「失われた20年という経済停滞と韓国と中国の急速な浮上がかみ合っている。低出産・老齢化に主力産業である製造業が壁にあたる憂慮などで『もしかしたら2等国に転落するかも』という危機感から始まったもの」と分析した。
(後略:金忠植インタビュー全文など)

ソース:ソウル経済(韓国語)キム・チュンシク"自害的韓日関係放置するのは相互職務遺棄"
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