韓国経済は「南アフリカ以下」へ転落

韓国生活の質、開発途上国の南アフリカにも及ばない――。

これは、16日のグローバル統計サイト「Numbeo」の報告を報道したタイトルである。Numbeoは購買力、所得に対する住宅価格比率(PIR)、生活費、汚染、安全など幅広い分野を評価して生活の質指数を算出している。

Numbeo によると今年の韓国の「生活の質(Quality of Life)指数は130.2を記録した。これは調査対象国83か国中42位である。韓国のすぐ上には南アフリカ(39位)、ルーマニア(40位)、プエルトリコ(41位)が占めた。


現政権が発足した2017年には162.49で67か国中の22位であった。現政権になって韓国の生活の質指標が急落した最大の原因は不動産価格の高騰である。韓国は比較対象国109か国中12位と不動産価格が極めて高い水準にある。

また韓国の生活費指数も81.20で世界14位を記録した。これには外食費、消費財価格、食料品価格などが含まれる。

韓国の所得の伸びが高い時には、物価の高騰を吸収できていたが、今後は所得の大きな伸びは期待できないであろう。こうした事態に韓国の若者は、仮想通貨や株式投機に励んでいる。


マネー現代 5月19日 武藤 正敏 (頁4)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83226?page=4