https://www.recordchina.co.jp/b879423-s25-c30-d0191.html

2021年7月14日、韓国・聯合ニュースによると、ドイツのミュンヘンで「芸術と民主主義」をテーマに開催される企画展に慰安婦問題を象徴する「平和の少女像」が展示される。これを受け、少女像を10年にわたり制作し続けているキム・ウンソンさんとキム・ソギョンさん夫妻が「(元慰安婦の)おばあさんたちの魂と平和を愛する多くの人たちによって少女像に命が吹き込まれたようだ」と喜びを語った。

記事によると、キムさん夫妻の制作した少女像は10年間で韓国内の82カ所、海外の16カ所に設置された。キムさん夫妻は「少女像を設置することは、平和運動家である(元慰安婦の)おばあさんの思いと韓国国民の平和に対する思いを分かってもらう良い機会になる」とし、「韓国でも設置場所を決めるのに苦労するが、海外ではさらに多くの妨害を受けるため、まるで独立運動家の気分」と話した。

また、海外での少女像の設置や展示に日本政府が反対し、阻止しようとすることについては「記憶を歪曲(わいきょく)して歴史を変えようとしている」とし、「戦犯国として反省の感じられない行為は、また別の戦争を夢見ている証拠だ」と批判。その上で「女性と子どもの人権のため、みんなの平和と自由のために世界が協力しなければならない」と訴えたという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「日本を含む全世界に少女像が設置されてほしい」「もっとたくさんの少女像を設置して韓国の歴史を守らないと」など賛同の声が上がっている。

一方で、キム夫妻をめぐっては「少女像一体当たり300万円の著作権料を受け取り約2億9000万円を稼いだ」などの疑惑が持ち上がっているため、「少女像ビジネスで稼いだ人たちだよね?」「ボランティアで制作していると思っていたのに違ったんでしょ?それに、他の人たちが作れないよう著作権を主張して注文を独占している。だから腹が立つし、本当に慰安婦被害者のために作っているのか疑ってしまう」「そんな思いを持つ人たちは、少女像の著作権を主張し、学校を告訴したりしない」など冷ややかな声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)