衆院選2021

立憲民主党の福山哲郎幹事長は1日、衆院選で公示前から議席を減らした結果を受けて辞任する検討に入った。国会内で記者団に「党執行部として責任がある。私自身の対応については腹を決めている」と話した。

枝野幸男代表は「議席を減らして申し訳なく思っている」と述べ、2日に執行役員会を開いて対応を協議すると説明した。都内で連合幹部と会談した後、記者団の質問に答えた。

立民は衆院選で96議席にとどまり、公示前の110議席から14減らした。比例代表が伸びなかったほか、接戦となった小選挙区で与党に競り負けた例も目立った。

福山氏は1万票差以内で与党系候補に敗れた小選挙区が30以上あったと説明した。「競り勝てなかったのか分析しなければいけない」と強調した。

枝野氏が主導した立民や共産党など野党5党による共闘には支持団体の連合や党内の一部から反発が出ていた。

日本経済新聞 2021年11月1日 11:12 (2021年11月1日 12:58更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA011NE0R01C21A1000000/