【ソウル=時吉達也】韓国軍参謀本部は25日午前、北朝鮮が北西部・泰川(テチョン)一帯から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射したと明らかにした。日本政府関係者によると、ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。

米韓海軍は近く日本海で大規模な合同演習を実施する予定で、23日には米原子力空母ロナルド・レーガンが韓国・釜山に入港。北朝鮮は米韓を牽制(けんせい)する目的でミサイルを発射した可能性がある。

韓国大統領府は24日、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射を準備する兆候を捉えたと発表していた。発射場所が、SLBMに関連する動きが捕捉されていた東部・新浦(シンポ)ではなく内陸部だったことから、韓国軍はSLBMが発射された可能性は低いとみている。

北朝鮮による弾道ミサイル発射は、6月5日に短距離ミサイルを8発同時発射して以来。韓国軍は「監視と警戒を強化し、米韓間で緊密に協力しながら万全の備えを維持している」との声明を出した。

Yahoo!Japan/産経新聞 9/25(日) 7:43配信
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