2022年10月19~20日、「米韓財界会議」が開催されました。コロナ禍で開催ができなかったのですが、3年ぶりに対面式で行われました。

アメリカ合衆国の財界人が韓国ソウルを訪問。今回の開催で、同会は34回目となります。

さっそく『全国経済人連合会』からプレスリリースが出たのですが、例のやつが入っています。

以下に『全国経済人連合会』のプレスリリースから引用します。面倒くさい方は、強調文字のところだけご覧ください。


(略)

?米国最優先の韓国外国為替市場の安定性を高めるために、05月の米韓首脳間の共同声明に含まれる「外国為替市場関連協議」の後続措置として、常設の米韓通貨スワップの締結、あるいはこれに次ぐ措置を求める
(後略)

⇒参照・引用元:『全国経済人連合会』公式サイト「第34回韓米/米韓財界会の共同宣言文」



Money1で何度もご紹介しているとおり、『全国経済人連合会』の許昌秀(ホ・チャンス)許昌秀(ホ・チャンス)会長は、スキあらば「通貨スワップ」を要求する人物です。

以下の記事でもご紹介しましたが、やっぱり「通貨スワップ」(しかも常設)を要求してしまいました。予定どおりです。


傑作なのは「韓国外国為替市場の安定性を高めるため」としている点です。合衆国からしたら、なんでお前の国のローカルカレンシーを安定させなきゃなんないんだよ、というところでしょう。

さすが許昌秀(ホ・チャンス)会長、ブレませんでしたが、残念なことに合衆国はドル流動性スワップ(韓国側呼称は「通貨スワップ」)を韓国と締結する気はさらさらないのです。ましてや「常設」なんて、もっと無理です。

(吉田ハンチング@dcp)

https://money1.jp/archives/91743