【12月29日 KOREA WAVE】韓国で家計と企業など民間の借金が国内全体の経済規模の2倍を超えている。特に低所得の自営業者と限界企業が不良化する危険が高くなっている。

韓国銀行が22日まとめた「2022年下半期金融安定報告書」によると、第3四半期(7~9月)末の名目国内総生産(GDP)に対する民間信用(資金循環統計上の家計・企業負債の合計)の比率は223.7%だった。前四半期より1.4ポイント上昇し、史上最高値を更新した。

金額では家計負債(1870兆6000億ウォン)と企業負債(1722兆9000億ウォン)の合計が3593兆5000億ウォン(約374兆円)に達した。

金融安定に影響を及ぼす実物・金融指標をもとに算出された金融不安指数(FSI)は10月と11月がそれぞれ23.6、23.0で危機段階に入った。FSIは今年1月までは5.9だったが、3月の週の8.6に上昇し、9月には19.7を記録、10月から危機段階(22以上)に入っている。

KOREA WAVE/AFPBB News

12/29(木) 5:03 KOREA WAVE
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