【04月12日 KOREA WAVE】韓国の2大ベーカリーフランチャイズであるSPCの「パリバゲット」とCJフードビルの「トゥレジュール」が、米国市場で善戦し、両社とも前年比売り上げが大幅に増加した。加盟店数が増えてK-フードの認知度が高まり、現地の人たちの需要が増えた影響とみられる。

昨年のパリバゲット米国法人の売上高は前年1649億ウォン(1ウォン=約0.1円)比約30~40%増加した。トゥレジュール米国法人の売り上げは764億ウォンで前年比約50%増えた。

パリバゲットは2005年、トゥレジュールは2004年、それぞれ米国市場に進出した。両社とも直営店では成果を出せず、2010年代初めに加盟事業を本格化してから次第に売り上げが伸びた。

現在、米国で直営店と加盟店を合わせてパリバゲットは120店舗、トゥレジュールは90店舗を運営している。最近は韓国人居住比率が高くない商圏にも続々と位置しており、業界関係者は「以前は客の70%以上が韓国人だったが、今は現地の人たちが多く、韓国人を探すのが難しいくらい」と話した。

両ブランドが米国で販売する主力製品の価格は韓国国内より高い。国内で3万~3万5000ウォン台の生クリームケーキが現地で5万5000~6万ウォン台だ。食パンは約7000ウォン、クロワッサンは約4000ウォンと国内の2倍水準だ。それでも現地のベーカリーブランドと比べるとコストパフォーマンスが良い。

特に、現地では大きくても粗雑なつくりのケーキが多いため、柔らかい生クリームが添えられた韓国ならではのホールケーキは5万5000ウォン(約5500円)台でもほとんど即完売だという。

パンの品ぞろえも300種余りと豊富で、好みに合わせてパンを直接選択できるため好評を得ている。

KOREA WAVE/AFPBB News

4/12(水) 17:12 KOREA WAVE
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