【広州=比奈田悠佑】経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団の主要事業会社、恒大地産集団は25日、同社へ債務履行などを求める裁判で進行中の案件が2月末時点で1317件にのぼると発表した。請求金額などを単純合算すると3124億5500万元（約6兆円）に達する。

請求金額が3000万元以上の未決訴訟案件に関して概況を開示した。これまでに恒大地産集団が抱えていた裁判から推測すると、工事や資材業者が恒大側の未払い代金を請求するといった案件が多いとみられる。

恒大地産集団は同時に、2月末時点で国内外債券を除いた不履行の債務額が計約2370億元、コマーシャルペーパー（CP）は2479億元あるとも明かした。また3月末時点で地方関連会社などの資産凍結案件は154件にのぼるという。

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日経新聞　2023年4月26日 15:59
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM261XP0W3A420C2000000/

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