[ソウル 25日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が25日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、
季節調整済みで前期比0.6%増と、第1・四半期の0.3%増から伸びが加速した。
ロイターがまとめた市場予想(0.5%増)も上回った。

貿易の改善に支援されたが、個人消費と企業支出は鈍化し、中銀の制約的な金融政策を緩和する必要性が高まった。

GDPは2022年第2・四半期以来の高い伸びとなった。

輸出は1.8%減少したものの輸入が4.2%減と、より大きく落ち込み、純輸出がGDPを1.3%ポイント押し上げた。

HI投資証券のチーフエコノミスト、パク・サンヒョン氏は「質的には数字が示すほどポジティブな内容ではない」と指摘。

「成長率は今後改善するだろうが、回復を語るには時期尚早だ。
中国経済の低迷で、すでに以前の予想よりも弱くなっている輸出の回復が遅れる可能性がある」と述べた。

民間消費、設備投資、建設投資はそれぞれ0.1%減、0.2%減、0.3%減といずれも前期よりも弱かった。
政府支出は1.9%減と1997年初め以来最大の落ち込みとなった。

GDPは前年比では0.9%増加し、市場予想の0.8%増を上回った。第1・四半期も0.9%増だった。

中銀・政府の最新の予測では今年のGDPは1.4%増加する見通し。昨年は2.6%増だった。

キャピタル・エコノミクスのアジア新興国担当エコノミスト、シバーン・タンドン氏は
「結局のところ、インフレ低下を背景に中銀は今後数カ月のうちに金融緩和を実施し、景気を下支えするとみられる」と述べた。

2023年7月25日8:25 午前
https://jp.reuters.com/article/south-korea-gdp-idJPKBN2Z41O5

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