(ブルームバーグ): 中国の不動産開発大手、碧桂園は1-6月(上期)に過去最大の赤字を計上したと発表。デフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあると警告するとともに、事業継続への懸念を提起した。

碧桂園は30日の提出文書で、業績が今後も悪化し続けた場合、債務返済が不可能になり得るとし、「これはデフォルト状態につながる可能性がある」と説明。「重要な不確実性」により継続企業の前提維持に強い疑念が生じる可能性もあるとした。

この警告は、中国の不動産危機が碧桂園にいかに大きな打撃を与えたかを如実に示す。同社は競合する中国恒大集団の4倍の不動産プロジェクトを抱えており、債務スパイラルは恒大集団よりも深刻なものになる可能性がある。

碧桂園の発表によると、上期の純損益は489億元(約9800億円)の赤字。前年同期は6億1200万元の黒字だった。同社は今月先に、2007年の香港上場後で最大の赤字を上期に計上する見通しだと明らかにしていた。

同社は上期の売上高は前年同期比39%増加したものの、不動産の販売件数減少や価格低下、開発中の物件の減損損失拡大などにより赤字が膨らんだとし、「グループの流動性は売上高と資金調達の双方がタイトになったことから、かつてなく圧迫されている」と提出文書で説明した。

碧桂園はまた、破綻回避のため債務返済期限の延長について債権者や銀行と交渉を続けていると表明。同社はすでに一部のドル建て債の利払いを実行できず、この先数週間に重要な期日を迎える。

人民元建て債の保有者は、実質的に9月4日に償還を迎える社債にカレンダーベースで40日間の猶予期間を設ける碧桂園の案について、週内に投票を行う予定。また9月序盤にドル建て債のクーポン計2250万ドル(約32億9000万円)の猶予期間が終了する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d46796e209b4dd014235639a3fdaba84ada42b4a


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