憧れのK-POPスターや韓国俳優のようなメークをしてみたいと願う外国人観光客のおかげで、韓国の化粧品小売りCJオリーブヤングは売り上げを大きく伸ばしており、海外からの観光客に特化した初の店舗をオープンさせた。

  外国人観光客をターゲットにした店舗は2階建てで、広さは1157平方メートル。英語の値札を用意し、英語と日本語、中国語を話すスタッフを配置、免税サービスも受けられるようにした。店舗の英語マップにリンクするQRコードもある。

CJオリーブヤングのユ・ハンビット氏は、観光客向けの店舗をオープンすることにしたのは、1日3000人の来店客の8割以上が外国人であることが分かったためだと説明。「南アジアや米国、日本など中国以外の国からの来店客が最近増えている。口紅やアイシャドーなどK-POPアーティストのメーキャップが強い関心を呼んでいる」と述べる。

  CJオリーブヤングによれば、免税店やデパートで化粧品を大量購入することの多い中国人観光客に比べ、同社の顧客は高価な有名ブランドではなく、低価格の韓国コスメブランドを探している。

「韓国の化粧品は日本製よりも種類が豊富で、特に口紅は日本より色の数が多い」と店内にいた日本人観光客のミユさん(23)は言う。彼女はK-POPのガールズバンド「aespa(エスパ)」のファンで、彼女たちの美しさに感化され韓国コスメを試してみたという。

続きはBloomberg 2023/11/01
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