・東京ドームで開催された世界最大級のK-POP授賞式
2023年11月28・29日の2日間、東京ドームで韓国の総合エンターテイメント企業CJ ENMが主催する世界最大級のK-POP授賞式「2023 MAMA AWARDS」が開催された。

近年、数多くあるK-POP授賞式のなかでも、最初に海外へ目を向けたのがこの「MAMA AWARDS」である。

2010年のマカオ開催を皮切りに、香港、ベトナム、シンガポールなどを経て、2019年はナゴヤドームで約4万人、
2022年は京セラドーム大阪で2日間合計で約7万人を動員。そして2023年、東京ドームでの開催を実現させた。

今回の「2023 MAMA AWARDS」では日本でも人気のSEVENTEEN、東方神起、ENHYPEN、LE SSERAFIMら豪華ラインナップを揃え、
2PMのジュノ、パク・ウンビンら人気俳優たちをプレゼンターに迎えた。

日本からはX JAPANのYOSHIKIが若手K-POPアーティストとX JAPANの名曲「ENDLESS RAIN」をして話題になったほか、
韓国の人気映画『犯罪都市 NO WAY OUT』に出演した青木崇高も参加している。

ちなみに注目されていた4つの大賞については、BTS、SEVENTEEN、NewJeansがそれぞれ受賞した。

・K-POP輸出先トップの日本
筆者も取材のため会場を訪れたが、客席をぎっしりと埋め尽くした観客たちの高揚感とは別に、
会場内に漂うちょっとした反応の鈍さが気になった。

その異様さの原因は、おそらく言語によるものだろう。

ほとんどのアナウンスは英語で行われ、司会者やアーティストたちは当然韓国語をメインに使用しながら
時々英語と日本語を混ぜて観客に話しかける。
そして会場のLEDビジョンには登壇者がしゃべるタイミングからやや遅れて同時通訳の字幕が流れるのだが、
その時間差から生じる微妙な空気感だけは致し方ないことだと理解した。

ただ、アーティストたちが登場すると一瞬で歓声がわき起こり、色とりどりのペンライトの波が揺れる光景は圧巻だった。
何しろ日本は韓国のK-POP輸出先ランキングにおいて長年1位を維持している国なのだと実感できるイベントだった。

韓国関税庁の輸出入貿易統計によると、2023年1〜10月のK-POPアルバムの輸出額は2億4381万4000ドルで史上最高額を達成。
国別では日本が1億570万6000ドルを記録して1位、アメリカが5432万2000ドルで2位だった。

日本は世界第2位の音楽市場規模だが、K-POPの消費に関しては世界1位なのだ。
東京ドームで「2023 MAMA AWARDS」が行われたのも、自然な流れだったかもしれない。

・日本開催の次はアメリカ進出へ
ー後略ー

全文はソースから
GOETHE 12/9(土) 16:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb20d451b4961d8174ed03313c30ee3e9768db70