「夢の列車」と呼ばれる超高速「ハイパーループ」が次第に現実味を帯びてきている。これまでイーロン・マスクやバージングループのリチャード・ブランソン会長のような世界のIT富豪が未来の交通手段として着目し、開発に乗り出したものの、商用化は容易でなかった。

しかし最近、世界各国がハイパーループの開発競争を繰り広げ、技術的障壁を一つ、また一つと突破している。中国が2月、ハイパーループ・リニアモーターカーで世界最速の新記録を打ち立てたのをはじめ、カナダでは乗客54人を乗せて時速1000キロで走る列車を開発中だ。テック(テクノロジー)業界では「ハイパーループにより、長い距離を飛行機よりも速く往来し交流できる新しい時代の幕開けが近づいている」とみている。

朝鮮日報 2024/03/24 08:00
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