マルティン・ハイデガー5 [無断転載禁止]©2ch.net
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最近、「レヴィ・ストロース入門」(小田亮・ちくま新書)というのをポチったのですが、
380円にしては面白い本です。
これを読んでいると私が創始したσ原理も案外、
現代哲学の正統な系譜の上に乗っかっているのかも知れないなと思えますね。
そのうち雑誌「現代思想」で(σ原理とは何か?ザ・ダイアグラムを読み解く)
などという特集が組まれるのかも知れません。
別に月刊ムーでも構いませんけど。
※ハイデガー関係なくてすいません。
by 鼎 梯仁 真理はハイデッガーの存在論では不可能です。
すべての存在論でも不可能です。 出版会社から依頼が来ないかなぁ。
ブロガーにもなりたいなあ。
ユウチュウバーにもなりたいなあ。
今の仕事辞めたあい〜☆ ハイデッガーは同一性に於ける非同一性の弁証法的洞察の限界迄到達しました。
しかし彼は存在概念に於ける矛盾を解決しなかった。
彼はそれを隠してしまったの。 今日初めて本屋で全集を手に取って読んでみたけど
ハードカバーの割に字が小さくて閉口した。 ハイデガーは病床の母親の枕頭に「存在と時間」
のコピーを捧げていたらしい
言ってる事とやってることが全然違う
頽落したまま安らかに生きかつ死んでゆく糞田舎の婆あに何やってんの ハイデガーはけっきょく自分自身から逃げた人だからね
そんな人間に哲学をする資格なんかない ハイデッガーよりも私を研究したら早いのにね!〜
そしたら世界各地で研究がなされ私に何百億って入ってきたりしてね
1億づつあげるからみんな協力して下さいませ
なんとかして儲けて贅沢三昧したいの あとハイデガー全集ってまだ未完だけれども
完成すれば全100巻以上になるという
しかしだよほぼすべてが「講義録」
論文なんか『存在と時間』や『哲学への寄与』みたいに未完成なんだよね
これで20世紀最大の哲学者とか爆笑もんだよな
完成した著作が一冊も無いという馬鹿タレナチ野郎 ハイデガー, マルティン 【Heidegger, Martin】 (1889/09/26-1976/05/26)
http://web.archive.org/web/20060101101054/http://www.logico-philosophicus.net/profile/HeideggerMartin.htm 持ち上げられすぎているんだよ。信者のような研究者がたむろして、
気持ち悪い状況になっている。
しかしほとぼりが冷めるのに、あと30年はかかりそうだ。 『明治期アカデミー哲学の系譜とハイデガーにおける形而上学の問題
―如来蔵思想とユダヤ・ヘブライ的思惟との収斂点―』
井上 克人
http://heideggerforum.main.jp/data08/inoue_r.pdf
> これは大乗仏教思想の根幹をなす「本体的一元論」、すなわち外に超越者を想定しない思考様式である。
> したがって、超越といっても、「外」に超越したものではなく、「内在的超越」という構造をもち、
> これこそ西洋的二元論の思考様式とは異なる「東洋的一元論」なのであって、
> いわゆる京都学派の哲学も、この系譜を引くものなのである。 西洋にとっての禅
http://retirementaustralia.net/old/rk_0706_gaku21.html
…ある日、ハイデッガーの友人が、こう私に言ったことがある。彼がハイデッガーをたずねた
時、ハイデッガーは鈴木大拙の本を読んでおり、「もし、私がこの人物を正しく理解していると
すれば、それは、私のすべての著作をもって私が言わんとしていることだ」、と注釈したという。 https://i.imgur.com/BeKF1VP.jpg
鈴木大拙とハイデガー
ハイデガーは西田幾多郎に似ていた、というのが鈴木の印象だそうだ ハイデガーは、表だっての神秘主義者ではなかった。
「中世の神秘主義、もっと正確に言うなら神秘主義的神学は、
われわれの考えるような意味で、また悪しき意味で神秘的なのではなく、
まったく卓越した意味で概念的に把握可能なものなのです。」
(ハイデガー『現象学の根本問題』) 明日も仕事ですけどミサイル来るのですか?😿
仕事行きたくなーい☆ 外部世界の存在証明なんて真に問うべき問いではない(ましてや主観が客観がとか)
ただこれを「そんな問いどうでもいいじゃん」というのは哲学的には乱暴な意見
いくら存在証明を並べてもそのことで「この現存在(≠一般的用法での「私」)」は存在するかどうかはわからないのでは?と問うた人
これが俺流ハイデガーの解釈
「そんなことこそ自明のことだろ」という言い方はたぶんハイデガー的には物凄く乱暴な意見
まあ社会で普通に生きるにはまず知らなくていい世界 「我思う故に我在り」
これにどうしても納得できない人はハイデガーに進むといいかも
ただし戻ってこれなくなっても責任は持てない
ニーチェ以上にハイデガーで元気になるのは「変」だから
…最初の「我」と導かれる「我」は別物な気がするんだ…
客観がー話はこの違和感を合理化するための別の問題の気がする >>170
Jacques Derrida, "Lettre à un ami japonais", Psyché:Inventions de l'autre, 1987
(デリダ『プシュケー』(未完訳)所収「日本の友人への手紙」)
この書簡はデリダが井筒俊彦に宛てたもの。
邦訳は「〈解体構築〉DÉCONSTRUCTIONとは何か」(丸山圭三郎/訳)の題で、
・『井筒俊彦 言語の根源と哲学の発生』 〈KAWADE道の手帖〉 (2014年)
・『思想』1984年4月号
にそれぞれ所収。 現存在のもっとも単純な定義
<being-there for a while at the particular time>
おっさんになったら胸に滲みるわ ハイデガー『存在と時間』入門 (講談社現代新書)轟孝夫 発売予定日2017年7月20日
ハイデガー哲学入門──『存在と時間』を読む (講談社現代新書)仲正昌樹2015/11/19
ハイデガー=存在神秘の哲学 (講談社現代新書)古東哲明2002/3/19 ハイデガー入門 (講談社学術文庫)竹田青嗣2017/4/11
ハイデガー「存在と時間」入門 (講談社学術文庫)渡邊二郎,岡本宏正,寺邑昭信,三冨明,細川亮一2011/11/11
ハイデガー 存在の歴史 (講談社学術文庫)高田珠樹2014/11/28 ハイデガー『存在と時間』入門 (講談社現代新書) 新書 – 2017/7/19
轟 孝夫 (著)
新書 ¥ 1,080
内容紹介
二〇世紀最高の哲学者といわれるマルティン・ハイデガー。その出世作にして代表作、『存在と時間』は、哲学史上、最も難解な書として知られています。
プラトン、アリストテレスによって完成されたギリシア哲学に始まり、以後、2500年の歴史を持つ西洋哲学の通念をすべてひっくり返すという、前代未聞の企ての大胆さ、ハイデガー自身の言い回しの必要以上の難解さ、加えて日本語で読む場合には、
ドイツ語を日本語という全く文法システムの異なる言語へと翻訳しなければならないという、もう1つ余分なハードルまでもが加わって、専門家以外には、なかなかその真意が伝わらないのが現状です。
そこで本書では、巷でよく見られるハイデガー的な「業界用語」を排し、可能な限り日常の日本語で『存在と時間』を理解することを目指しています。そのために著者はこの本の執筆に10年の歳月をかけました。
『存在と時間』の章立てに従って、それぞれの章ではハイデガーが何を問題にし、何を言いたかったのかが、原文を忠実に読み解いた上で平易な日本語で読み解かれて行きますので、
この1冊で、翻訳書で『存在と時間』を読むよりははるかに容易にその内容を理解することができます。
また、なぜハイデガーはこの書を完成させることができず、未完のままに終わったのか。その「限界」についても、本書を読み進めていけば、おのずと理解できるでしょう。
その難解さゆえに謎めいた魅力を放つ『存在と時間』という書を理解するのに最適です。
新書: 352ページ
出版社: 講談社 (2017/7/19)
言語: 日本語
ISBN-10: 4062884372
ISBN-13: 978-4062884372
発売日: 2017/7/19 目次
序論
第一章 『存在と時間』という書物の成立
第二章 「存在の問い」は何を問うのか
第三章 現存在の存在の分析
第四章 本来性と非本来性は何を意味するか
第五章 『存在と時間』はなぜ完成されなかったのか
あとがき 2007/5 存在と共同―ハイデガー哲学の構造と展開 轟 孝夫
2017/7/19 ハイデガー『存在と時間』入門 (講談社現代新書)轟 孝夫
そこで本書では、巷でよく見られるハイデガー的な「業界用語」を排し、可能な限り日常の日本語で『存在と時間』を理解することを目指しています。そのために著者はこの本の執筆に10年の歳月をかけました。 ハイデガーちゃんは存在の輪郭を掴みたかったのね✨👰 アリストテレスからハイデガー迄ほぼ存在論ですね✨👰カントは存在論から出発するけど認識論ヘの変換しました✨純粋理性からの認識に⭐ >>306
何故未完で終わったのか?😆
それは
存在論では不可能だったからなのでしゅ。⭐ >>301
表向きは心構えと実践の離脱
類語の反復
我というけど自我一般 💛💜💚 >>308
ハイデガーは先駆的決意性が強すぎて周りが見えて無いですよ♪
それと実存を実存論的分析カテゴリーに入れてるから実存の意味がなくなってる。👰 >>316
ハイデガーの悪口を言ったから怒ってる?💦
大丈夫ですか?恨んでない?💦ごめんなさいね✨本音を言ってね⭐
ハイデガーの素晴らしさも教えてね✨👰 >>312
> 何故未完で終わったのか?😆 それは 存在論では不可能だったからなのでしゅ。
未完で終わったとしても既刊部分だけでもかなり良い。実存にとって何が重要か、単独的な
人間にとって、他人を分かることはさほど重要ではない。自己の内部で訪れる本来的な
時間、呼び声に耳を澄ませることの方が大事である。また、無理に外に出て他人と交わる
必要もない。
>>314
>ハイデガーは先駆的決意性が強すぎて周りが見えて無い
先駆的覚悟性てのは本来的時間が知らせることに耳を澄ませることができなければ意味が
ないということです。そこで誰のものでもない自己の生に気がつくのであると。よって実存
の本質的な意味合いがここで語られているということ。よって上記文面「先駆的覚悟性が
強すぎて」ていう言い方は本来性がアプリオリに存在し、意志的に本来性に向かうべき
とでも言いたげだが。本来性とは単独的人間に時間が時熟により知らせるという意味が
抜けている。よってここもまたいい加減なもの言いですねえ。読めてないじゃないですかw
ろくに読まずにまた理解もできずにさも分かったように浅いこと云うのはお止めになる方が
いい。
貴方は柄谷行人の本でも読んで「頭が良い♪素適♪」とウットリ感心してなさいな。
それがお似合いです。 いいえ、人間が存在することは単に人間の本来の生き方、在り方を知ることでは、ありません✨🍓または本来性を想像したり情感に浸ることでは、ありません✨ ハイデガーの「世界」は単に総体では、なく「現存在」という人間の住む所と象徴されているように現存在と存在者のすべてとの関係に於いてありますのよ♪⭐⭐⭐ >>318
よって貴方だけのウットリの妄想はお止めしたほうが貴方の為です👸。⭐
でなければ、貴方の成長はありません✨🍓 存在は存在者では、ありません✨🍓
この事を誤解することは哲学の墜落です😲 あるとき「気遣い」が川を渡っていて、粘土質の土地を見かけた。「気遣い」は思うところがあって、その
ひとかたまりを手にとって、形を作り始めた。自分が作ったものについて思いをめぐらせていると、ユピテルが
やって来た。「気遣い」はユピテルに、自分が形を与えた土くれに精神を授けてやってほしいと頼んだところ、
ユピテルは快く応じた。ところが、「気遣い」が自分の捏ね上げたものに自分の名前を付けようとすると、ユ
ピテルはそれを禁じて、これには自分の名前が与えられて然るべきだと言った。名前について「気遣い」と
ユピテルとが争っていたところ、テルス(地)もまた立ち上がって、その像に生身の一部を与えたのは自分な
のだから、自分の名をそれに与えるように求めた。争う者らは、サトゥルヌスを裁き手に仕立てたところ、
サトゥルヌスは次のような、どうやら公平とおぼしき裁きを与えた。「ユピテルよ、おまえは精神を与えたの
だから、これが死ぬときに精神を取るとよい。また、地よ、おまえは体を与えたのだから、体をもらうとよい。
「気遣い」は、このものに最初に形を作ってやったのだから、これが生きているかぎりは「気遣い」がそれを
持っているとよい。しかし、名前について争いがあるのだから、それは見てのとおりフムス(土)から作られ
ているゆえ、ホモ(人)と呼ぶのがよいだろう」。
高田訳SZ#42,295~6頁
この寓話に全てがある。 >>323
「言葉ありき。」では、なく「路上ありき」。ですね✨😂 >>322
追加⭐哲学の墜落であり人間存在の墜落💛 ハイデガーも人間中心の立場から存在中心への
転回を言ってましゅ。👰 脱自ー存在は本質を現実化することでは、ありません✨ 2)ハイデガーの転回
外からの批判は別にして、ハイデガーにとってのナチ体験は彼の哲学に転回を
もたらすことになった。この転回とは木田元によれば、現存在が存在を規定すると
見る立場から、存在が現存在を規定すると見る立場への転回と考えられる
(『ハイデガーの思想』岩波新書201頁)。
木田はこのことの証明として、ハイデガーの戦後の作品、『ヒューマニズムとは何か』
から次の引用を行っている。
「すべての先立ってまず〈ある〉のは、存在である。思考は、人間の本質への
この存在の関わりを仕上げるのである。思考がこの関わりをつくり出したり
惹き起こしたりするわけではない。思考はこの関わりを、存在からゆだねられた
ものとして、存在に捧げるだけのことである。この捧げるということの意味は、
思考のうちで存在が言葉となって現われるということにほかならない。言葉こそ存在の住居である。言葉というこの宿りに住みつくのが人間なのである。
思索する者たちと詩作する者たちは、この宿りの番人である。彼らがおこなう
見張りとは、彼らが語ることによって存在の明るみを言葉にもたらし言葉のうちに
保存するというふうにして、その明るみを仕上げることにほかならない。」(木田、202頁より重引)
存在を現存在から切り離して認識しようとする従来の形而上学に対し、
存在の意味を問うことでもって現存在が存在を規定する、ということを現存在の
世界=内=存在という存在構成でもって示し、新たな形而上学を打ち立てようとした
ものが『存在と時間』であった。いま転回によってこの試みが否定されたとき、
再び旧い形而上学の立場にもどるのであろうか。
そうではない、ということを示すために、ハイデガーは自らの立場を形而上学批判として展開している。
http://www.office-ebara.org/modules/xfsection05/article.php?articleid=6 現存在が存在を規定するなんて尊大ダナ。
存在が現存在を規定するとする方が謙虚。 将来の思考はこの事を経験し語るのでなければなりません✨🍓 私にとってハイデガーは小学校の足し算レベルですわー✨🍓
すべて眼中にありませんわ⭐⭐⭐ ハイデガーはフッサールの現象学を学んで、
そこから現存在分析に進んで『存在と時間』を書いたのよ。
それはガリレイやデカルトに始まる近代的自我が出発点。
神学生だったハイデガーはそんなキリスト教的な近代的自我が嫌になったの。
それで転回以後はキリスト教以前の世界、古代ゲルマンや古代ギリシアに
憧れをもったの。古いゲルマンの神々を甦らせたナチスに加担したのも
それでなのよ。 ハイデガーは行為の本質について述べています✨行為の本質は日常の実用化にあるのではなくそれは仕上げることにあると💚それは既にあるところのものだけを仕上げることができるのね 存在によって投げられた本来の現実を本来の被投性としてハイデガーは述べています✨🍓 時間性は時熟するもので、将来、現在のたくさんの脱自態の統一に於いて時熟すること✨⭐ ハイデガーは神による制作、終末に向けての一直線の時間、というヘブライズムの世界観を捨てて、
循環する時間、生成する世界というキリスト教以前の世界観に郷愁を感じていたの。
地理的な距離ではなく、時間的な距離を隔てた郷愁ね。
それで、ハイデガーはドイツ語で言葉遊びをして、いにしえの世界に迫ろうとしていたのよ。 日本では、本居宣長が18世紀にからごころを排して
いにしへごころに迫ろうとしたけれど、
ハイデガーはいわばそれのドイツ版ね。
"国学者"ハイデガー😹 シェラーの人間学はディルタイ、ハイデガーにも類似点があります✨
でもハイデガーとディルタイの了解は同じでは、ありませんね✨👰 シェラー もディルタイもまだだわ。シリアダイジェストないかな。 一個の精神には未知・未明の部分が覆蔵されている。それは本人にも知られ
ることはない。そのことを性-起論で繰り返したのがまさに今の日本社会
の未知・未明に見事に当て嵌まっている。
神と人間の存在の交感、大地と世界の引き裂かれ、には社会をして驚愕させ
絶望させる、そして存在者をして没落させ、犠牲にするSeynの動態が書かれる
が、機能主義や効率主義に収斂する社会的人間が人間のすべてを覆い尽くす
などできないことを性-起ereignisは表している。
そして1990-2000年代日本社会はまさにハイデガーのいう、性-起の絶望を
贈られていったとも言える。
日本社会を思想のダシにするかのように、性-起を実証してみせたかの
ようなハイデガーは死してなお遠大なる影響力をみせる。
やはりハイデガー思想というのは奥が視えないな、まだまだ先があるんだ
な、というのを未だに痛感せざるを得ない。 「神はわれわれからあまりに遠く、近づきつつあるのか遠ざかりつつあるのか
われわれは決することができない」 総長さんでしょ。会う機会もなかったなあ。
割と県人会とかの方もすいてたなあ。 ハイデカーもいいけど、機能主義、効率主義がちょっと古いなあ。
性器 性物。 創文社が2020年で廃業するらしいが、ハイデッガー全集だけはなんとか
他社に引き継いで、なんとか完全翻訳を成し遂げて欲しいですね。あれが
あってハイデッガーの全貌がようやく日本の読者にも視えるようになった、
というのはありますから。
著作と重要な論文・講義だけは理想社から出てたけども、それだけでは
視えなかった部分があの創文社全集で出ていて、ハイデッガーという
人の奥の深さがようやく読めるようになった。その功績は大きい。 別に邦訳があって損はないんだけど
そこまでマイナーな文献を見ようという人なら
原著かせいぜい英訳仏訳を読めばいいだろって話。
ネットのおかげでそちらの方が入手しやすくなる時代でもある。 >>357
そういう人がいるから、この良心的な出版社が消えていくのかな。
原書だとか英仏訳だとかがネットで公開されているとしても、日本では知的関心のある普通の人たちには高すぎる壁だ。
英語ぐらい読めるだろうとかいっても、哲学書を日本語と同じように読める人がどのくらいいることか。
和訳で読んでいる人に対して、原書を読む人が、未訳の著作を使ってそこは違うとかあそこはこうだとか、勝手な講釈をたれることになる。
専門家たちの間でハイデガーが独占されるのもいいが、そうなれば誰もハイデガーに関心を持たなくなる。
ハイデガーの専門家という存在すら成立しなくなってしまう。
出版の見込みがなくなるなら、専門家たちは大変でも、自分たちでネット出版でもするか、無償で公開するかしなければいけなくなるんだ。 「1932年3月の今日、私は、これまでの私の著作(存在と時間、形而上学とは何か
カントと形而上学の問題、根拠の本質1、2)が最早私にはあずかり知らぬ無縁の
ものとなったと確信すべき場所にいる。」 >>360
美魔女さんには、ハンナ・アーレントの気持ちはわかりますか? >>361
わからないです👸
何故ハイデガーを好きになったのでしょう Landing Zone Bravo @l_z_b 6月17日
その他
倉田剛先生の『現代存在論講義』、わかりやすすぎて鼻血が出そうだ。こういうのを読んで若い人たちは軽々と旧世代を追い越していくんだろう。 >>363
その本の紹介・細目次が新曜社HPにあったので読んでみましたが。
以下のようです。
倉田剛 著
現代存在論講義 I
――ファンダメンタルズ
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1518-5.htm
しかし私の勝手な感想では、これは存在論の中でも英米での論述にしぼった
もの。西欧での成果は無視している偏った概論ですね。
人間にとっての存在とは何か、という問題とはこの本の主題は問いが違うん
ですね。存在とは何かは一個の人間とは何か、〈有る〉とは何か、を問い詰めて
行くほかはない。となると鋭角的な視点からの人間学・言語学また歴史観が
必要になってしまう。
それと、ハイデガーに言われるまでもなく〈有る〉は今ここに私に拠って
立てられており私は現に今ここで〈有る〉を行使し、また自身も亦〈有る〉
そういう先-学術的な現在であるわけです。その先行性に着目してハイデッガー
も進めているそれは『Sein und Zeit』からの方法であり前提である。
先-論述的かつ先-学術的かつ先-反省的であるというのは〈有る〉にかんする
前提として、最も身近でありながら最も遠い、という規定にもなる。
そこからながめると、この英米存在論の概括自体、まあ疑問を呈さざるを
得ませんね。「分析する自己」に既に先-反省的なる〈有る〉は侵入し、
問われることはないまま自己を揺り動かしていく。それでは重要な基点を
手つかずで放置してしまうと同義である。そう思います。 『哲学への寄与論稿』読み直してるけど。〈正しさ〉に留まっている限り
有の喪失の進行する中での真理概念には至らないのではないかという問い、
つまり〈正しい〉と〈真理〉とをはっきり区別できなければ有は問い得ない
だろうとするところ。
底無しの深淵としての真理としては、〈空け透かす〉と〈覆蔵〉とは
区別はつかない、根源的に合一していくというところ、一回的な性-起
ereignis を考えるならばそこまで考えるしかない、とするところ、等々、
以前は余り気が付かなかった卓越した有へのアプローチに震撼せざるを
得なかった。
そしてそういった視点からすると、真理を〈正しさ〉としてしか知り得ない
哲学、それはほとんどがそういうものだが、それはそれ自体が有の窮迫なの
であり、その地点を如何にして離脱できるのかが哲学に於ける問題なのだ、
と言いたがっていることもよく分かった。
それらは実存問題の窮極的な地点の提示だと思うが、『哲学への寄与論稿』
の重要性に改めて気づくことができた。現在流通して行く哲学含めた
教養や知性やについての根本的な異議申し立てなのだと読めてきた。いかに
途轍もない本かということである。
この本を初めて読んだのが翻訳刊行された2005年だったが、いまだに
大きな発見がある。ハイデッガー恐るべし、と新たに感じ入る。
この本は高いが、元は取れる、とも廃業する創文社さんのためにも
言っておこう。よくこんな難物を翻訳し出してくれた。
ありがとうと言いたい。 でもねえ、ハイデガーはその思索と矛盾せずに、ナチスを支持して、教え子を愛人にしたんだよね。
それがハイデガーの深さだとか言っても、所詮、やったことは権力亡者の性欲オヤジだからなあ・・・
愛人はともかく、現実に向き合えない思索にどんな意味があるんだろうねえ? >>306
新書: 352ページ
百ページも増えた
ハイデガー『存在と時間』入門 (講談社現代新書) 新書 – 2017/7/19
轟 孝夫 (著)
新書: 448ページ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています