柄谷行人を解体する53 [無断転載禁止]©2ch.net
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2017 柄谷行人『思想の散策』 2017 ジェイムソン・柄谷行人『アメリカン・ユートピア』 書肆心水 2017 柄谷行人『坂口安吾論』 2017/2/10 島田雅彦・柄谷行人・星野智幸 風花朗読会 2017/1/10 柄谷行人『柄谷行人講演集成1995ー2015 思想的地震』ちくま学芸文庫 柄谷行人を解体する52 [無断転載禁止]©2ch.net http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1462654687/ そのむかし村上春樹の英訳がちらほら出始めたころ、 柄谷行人が「あれは講談社が仕掛けたプロジェクト。 海外では誰も評価していない」(うろおぼえの大意)とか言っていたことを思い出した 西部邁と柄谷行人が樺美智子を取り合った事情 http://ebi.5ch.net/test/read.cgi/sisou/991392739/ >1 :サヨカー:2001/06/01(金) 19:52 > 西部邁と柄谷行人が東大全共闘時代に、樺美智子をめぐって大喧嘩になり、 > 昨日までの思想的同志が一転して険悪な関係に突入する中、 > 彼女は機動隊の餌食となった、というのはよく聞く話だが、 > この件について、もっと詳しい情報持ってるやつはいないか? >12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/06(水) 01:37 > >1 > 西部と柄谷がとりあったのはたしか西部のカミさんだったはず。 > 柄谷が西部と同棲してる彼女にこっそり小説をおくったのは有名な話。 西部邁(1939~2018)『ソシオ・エコノミックス』中央公論社、1975年10月 [読書] http://ymsk2002.hatenablog.com/entry/20080715/1216092737 ◎プロローグ「方法に関する考察」 ○「正統派経済学の限界」 ○「経済学における「経験」の回復」☆ ◎ソシオ・エコノミックス ○第一章「コミュニティと公正規範」 ○第二章「市場と企業」 ○第三章「企業の行動目標」 ○第四章「企業組織と分配決定」 ○第五章「企業組織と投資決定」 ○第六章「企業組織と価格設定」 ○第七章「消費欲望の個人心理」 ○第八章「消費欲望の社会心理」 ○第九章「家族と消費」 ○第十章「経済政策と社会的統合」 ◎エピローグ「実践に関する考察」 ○「権力概念をめぐって」 ○「社会の部分工学をこえて」 ☆ 集団の経済行動をソシオ・エコノミックスという枠組でみようとするのは、 新古典派の前提である「すべての決定をアトムである個人に還元して説明 しようとすること」、「合理性を過度に強調すること」がそれぞれ現実と はかけ離れているからである。こうした視点から、コミュニティ・企業・ 家族といった集団の特性を改めて掘り下げることとしたい。… 結論からいえば、新古典派の理論の欠陥は、経済行動を包括的に捉えること ができないという点にある。「理論体系の包括性」が理論の可能的経験的 合成の要件の一つであることを考慮すると、ここにおいて新古典派はリアリ ティを欠くこととなる。 『資本論の哲学』熊野純彦 岩波新書 2018/1/19 目次 まえがき―世界革命と世界革命とのあいだで― 第1章 価値形態論―形而上学とその批判 第2章 貨幣と資本―均質空間と剰余の発生 第3章 生産と流通―時間の変容と空間の再編 第4章 市場と均衡―近代科学とその批判 第5章 利子と信用―時間のフェティシズム 終 章 コミューン主義のゆくえ あとがきにかえて―資本論の研究の流れにことよせて― 『資本論の思考』で採用された(宇野弘蔵をトレースした)構成が『哲学』では再編されている。 第4章で経済表(再生産表式の前身)が再度紹介される(166頁)。 終章では『経哲草稿』「ゴータ綱領批判」*が新たに参照される。 あとがき参考文献に柄谷行人(『世界共和国へ』263頁)と廣松渉らの名がある。 * 「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて!」254頁(岩波文庫望月訳38頁) 熊野先生の資本論の分厚い解説本ってどうにゃんですか? にゃんか、文体があれにゃんですけどね >>470 値段もバカ高いし、熊野先生のレヴィナスの講義もつまらなかったし、専門外のマルクスの読後感想を読みたいとは思わないな。 熊野本は以下を見て興味が沸けば読めばいい 熊野純彦(東京大学教授・哲学者) 「いま、なぜマルクスなのか?」 - YouTube https://youtube.com/watch?v=I98CKVNmeGw 参考: 熊野『資本論の思考』2:1:2:2 《よく知られているとおり、宇野弘蔵は『資本論』では労働過程に当たる部分を「労働=生産過程」として拡充し、 そこに労働価値説が「論証」される場面をみとめようとした。そのさい、まず「価値形成過程」では「個々の生産 過程の生産物が資本の生産物として社会的に流通する過程」のうちに、労働者が賃金によって労働生産物としての 生活資料を資本から「買戻す」ことが注目され、この生活資料の価値規定を基軸として、他のいっさいの生産物が 価値規定を受けることを示そうとする(宇野『著作集』第一巻、九四頁以下)。鈴木鴻一郎を中心として編成され た原論体系では、この関係が逆になる([『経済学原理論 上』]鈴木(編)、一九六〇年、一一一頁以下)他、宇野 学派の内部でも理解は一様ではない。ちなみに柄谷行人が、NAMいらい強調する視点([『NAM原理』]柄谷、 二〇〇〇年、参照)、すなわち産業資本の特性を、「労働者が資本の下で自らが作ったものを買いもどすシステム」 にあるとする視角は、基本的に宇野原論体系のそれと一致している([『トランスクリティーク』]柄谷、二〇一〇年、 二八二頁以下)。》174頁 労働者が「自らが作ったものを買いもどす」のはプルードンの主張でもある ものすごく細かい話だが、熊野純彦は『資本論の思考』最終部702頁でヒルファー ディングの『金融資本論』所収の図を引用している。自分の考えだと正確に引用し ているのは熊野だけ 各種言語版のサイト、旧版岩波文庫版(上220頁)、すべて不正確なのに、だ。 https://www.marxists.org/archive/hilferding/1910/finkap/ch07.htm#_ednref8 en https://www.marxists.org/deutsch/archiv/hilferding/1910/finkap/kap2-07.html#f8 de http://www.geocities.jp/mlismtxt001/kokuminbunko420a/420a-205.html jp 熊野版: 《 Pm G1−W< ……P……WV−G1' A< A g1 | G2 | A …垂直方向の流通(A−G2−A)は、証券市場で生起し、しかも反復的に生起する。…》702頁 「ひとたび創造されれば、株式は、それが代表する産業資本の現実の循環とはもはや なんら関係がない。」岩波文庫旧版上220頁 熊野以外は、Aの位置やG1'の表記法を間違えている、と思う。 ちなみに岩波文庫では右端はG'1 >>472 >労働者が賃金によって労働生産物としての生活資料を資本から「買戻す」ことが注目され >「労働者が資本の下で自らが作ったものを買いもどすシステム」 労働力の再生産、の一言で片付けてはいけないのかな? プルードン、宇野、柄谷、熊野の4人組ってこと? >>473 図がよくわからないけど、A=G1で、g1は結果論じゃないのかな? AがG1とg1に分かれるという意味なら、そのほうが間違ってるんじゃないか? 「認知資本主義」って柄谷スレ的には どうにゃんですか? >>474 6 A Japanese Utopia Kojin Karatani I read Fredric Jameson's "An American Utopia" just as I was beginning to commit myself to various protest movements against Prime Minister Shinzo Abe's bill to enable Japan to dispatch its Self-Defense Forces overseas in collaboration with the United States. These movements, especially street demonstrations, grad ually gathered popular momentum, reaching a scale the likes of which has not been seen since the 1960s. The people, including young students, are particularly outraged by Abe's trampling on Japan's post-World War II pacifist constitution, in particular Article 9, which reads: Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes. In order to accomplish the aim of the preced ing paragraph, land, sea, and air forces, as well as other war poten tial, will never be maintained. The right of belligerency of the state will not be recognized. This provision prohibits Japan from having any military power. It unconditionally denies the right of waging war. Any state may claim the right to defend itself, but Japan abandons it. Apparently, this provision reflects the antiwar Kellogg-Briand Pact of 1928, which can be traced back to Kant's "perpetual peace." I will come back to this point later in more detail. https://www.amazon.co.jp/American-Utopia-Dual-Power-Universal/dp/1784784532 柄谷行人「交換様式入門」 http://www.kojinkaratani.com/jp/pdf/20171207_jp.pdf 13頁 ブロッホはそれ[エンゲルスの宗教研究]を受け継いだといえます。彼は、つぎのように述べました。 《唯物論者のみがよきキリスト教徒たりうる、しかし、また確かに、キリスト教のみがよき無神論者たりうる、という命題が可能である》 (『キリスト教の中の無神論』、法政大学出版会)。 あなたしかいないのに、わけのわからない事ばかり述べている!さっさとNAM再起動しましょう! >>479 柄谷って、原稿は日本語で書いて、それを誰かに英訳させてるんだろ? 俺なんて、世界史の構造の英語オーディオブックをiTunesで買いましたよ。 金曜日の「くにまるジャパン」で佐藤優氏がビットコインの危険性について、 柄谷行人氏の反省を例にして 「通貨制度には現物(金など)の担保が必要」とコメントしていた。 >>487 ほんとに? 現物(金など)の担保がある通貨制度なんて先進国にないだろ? 未開の地域なら、大きな石が担保だったりするかもしれないけどw >>489 「通貨制度には現物(金など)の担保が必要」と言ってるんなら、佐藤が間違ってるだけだろ?w 確かめるまでもない。 >>491 その前は事実上の米本位制が数百年続いてたし、金本位制というのはごく短期間だったね。 『新潮』3月号リレー日記特集、 柄谷の12/30記事に震撼したと言ってる人がいたり、 円城某氏みずから「文字渦」でやりたかったことが全部書いてあるとか言ってるけど、 該解釈はニッポニカに全部書いてある。 それから「男もすなる」の「も」は「女もしてみんとて」の「も」の "先行呼応" 語法に過ぎまい。 >>493 ちゃんと日本語を書けるようになってから書き込んでね。 意味と脱–意味 ソシュール、現代哲学、そして……中田光雄(著) 判型:A5判上製頁数:288:定価:4000円+税ISBN:978-4-8010-0324-8 C0010装幀:齋藤久美子 2月25日発売! 意味はいかにして可能となるか? 哲学は「真理」の探究だが、20世紀哲学は、人文・文化・歴史科学とともに、「真理」に先立つ「意味」の次元を開闢した。ソシュール(「言語」)とハイデガー(「真理」)の間から広がり、フランス20世紀思想史の中軸を貫き、 これからのグローバル・デモクラシーの普遍的媒介項となる「意味」の地平。すでに始まっている「意味」批判の思惟をも包摂しつつ、この「第四の地平」の開削に着手する。 【目次】 まえがき 序 意味とは? 1 存在と意味 2 意味の語義 3 意味と現代 第一部 ソシュールと現代思惟――意味はいかにして可能となるか T ソシュール言語思想と意味問題 1 ソシュール言語思想――意味論議との異質さ 2 ソシュール言語思想――意味論議への敷衍 (1)意味論議への方向づけ――木田元、メルロ=ポンティ (2)意味論的解釈――丸山圭三郎、メルロ=ポンティ (3)言語科学における意味問題の排除と補填の必要――竹内芳郎 U 意味の成り立つところ――到達点と出発点 V 現代思惟と意味問題 1 意味の「成立」――サルトル 2 意味の「分泌」――メルロ=ポンティ 3 意味の「出来」――ドゥルーズ 4 意味の「産出」――バルト 5 意味の「生成」――クリステーヴァ 6 意味の「現成」――レヴィ 7 意味の「来起」――デリダ 8 意味の「開起」――ハイデガー 結 ソシュール言語思想:「脱-意味」か、「原-意味」か ――言語論的・記号論的・情報論的-規定に向けて 第二部 「脱-意味」「非-意味」「反-意味」の思惟 ――意味はいかにして不可能たりえないか T 「意味という病」「意味に憑かれた男」――柄谷行人 U 「意味への抗い」――北田暁大 V 「意味の穴」「意味の以前」――バルト W 「意味の可能と不可能」――ブランショ、湯浅博雄 X 「外の思考」――フーコー Y 「ノンセンス」「ナンセンス」――高橋康也 結 「脱‐意味」「反‐意味」「無‐意味」論の帰着するところ 結 人間・意味・脱‐意味 注 付論 「虚構、偶然性、投擲」――マラルメ、菅野昭正 京都学派 (講談社現代新書) 菅原潤 Kindle 2018/2/13 https://www.amazon.co.jp/dp/B079L1VDTK/ 目次 プロロ ーグなぜ今 、京都学派なのか 第一章それは東大から始まった ─ ─フェノロサから綱島梁川まで コラム 1九鬼周造 第二章京都学派の成立 ─ ─西田幾多郎と田辺元 1対照的な二人の哲学者 ─ ─西田と波多野精一 2西田哲学の変遷 3京都学派の成立 ─ ─田辺元による西田批判とその影響 コラム 2和辻哲郎 第三章京都学派の展開 ─ ─京大四天王の活躍と三木清 1西谷啓治と高山岩男 ─ ─京大四天王の代表者 2三木清と昭和研究会 3二つの座談会 ─ ─ 「世界史的立場と日本 」と 「近代の超克 」 4戦時中の西田と田辺 コラム 3左派の哲学者たち 第四章戦後の京都学派と新京都学派 ─ ─三宅剛一と上山春平 1 「包弁証法 」と三宅剛一 2新京都学派と上山春平 コラム 4広松渉 エピロ ーグ自文化礼賛を超えて ─ ─京都学派のポテンシャル 1唐木順三と 「型の喪失 」 2上山春平と柄谷行人 ─ ─ポスト京都学派に向けて 読書案内 あとがき 榎原均『資本論』の核心 (情況新書)は 読むべき? ソシュールは良いけど、セクハラ残りしてる書は言語学スレッドで個人がそれぞれ 読める形に書き換え、新しい文体、スタイルに塗り替えていってください。 意味は 表象 とよく結びつかられましたが、意味というと漠然としていて、 意味を切り取ることもなく、ノリのいい意味なども分析できるでしょう。 意味いうと 指すもの というより 物であれ フィギュアに関係があって、 各々別々の言語に、ある法則が破れたり、続いたりして、知覚できるわけで、 言葉、言語の考察が進みます。いわゆる知というものが暗黙の了承としている、 不可解な 通じる/通じないことが言語の実体や、幻、あやかしさ、に関係があることがわかるでしょう。 言葉というと ゲーム感覚ではなく、歌とも異なるもので、 言葉に伝わる言霊の様なものがある年齢から突如と意識、無意識出来ますが、 wordとはまた別物で英語の言葉は、字で韻とリズム、兵隊員のをつないでいるから、 読み方も、クイーンズあるいはウエールズ領、オセアニアなど、重ねて 文章を意識して、読むワイドなレングスの変化に気付くことは面白い事です。 意味を抽象的に操作したり、ダメージを与えないようにするには、 意味を表象化して抽出し、言語にさわらず、遺伝子組み換えに様にというか 再構成、再構築して並べる必要もなくなるほどです。 解釈癖ならニーチェが上手でしょうが、ソシュールなら、意味、ブランショと組んだところが特にいいでしょうね。クリステヴァのような女性思想家を孤立させて取り上げないことが大事。読後読中読前に。 ハンナアーレント クリステヴァ の を 順列のように、 可 不可 同 不同 で取り上げると裏が裂ける。それも分裂です。 ソシュールの言語の。 >>498 『資本論の復権ーー宇野経済学批判』の方が面白かった。 >>506 ありがとうございます。 ↓吉原氏のコメントも面白かったです。 http://www.ier.hit-u.ac.jp/ ~yosihara/ebarahitosihenokomennto.pdf ところで、「先行形態」という概念を使用した場合に、 9条のルーツである「徳川の平和」が見出されるのであって、 「徳川の平和」があったからこそ、9条が日本人の無意識に 根付いたわけではない。柄谷氏もそんなことは言っていない。 しかし、今回に限って、なぜ事後的な解釈を公言してしまったの だろう? 熊野純彦は宇野経済原論をトレースしているが労働価値説は重視している。意識的に 労働日に言及している。そこに二重の立場がある。熊野が柄谷を評価するのは自らが 宇野柄谷のラインに連なるというよりも同じような柄谷の二重性を評価しているから。 マルクス評価もマルクスの二重性を見ないと意味がない。 Erscheinung42 @Erscheinung35 · 2月24日 「野党がだらしない」ことにして明白な現政権与党の無能と邪悪に向き合わない人間の言うことなんかマジメに聞く必要ねえっすよ 大江健三郎と山口昌男 柄谷 さっき蓮賓さんが言ったことでつけ加えたいのは、戦後のインテリは大体労働運動というものを バックにしてたわけです。六〇年代の三池闘争が最後ですよね。六〇年以降は高度成長とともに 組合運動の再編成があった。つまり労働組合は経済機構のなかに組みこまれたわけです。 インテリの運動は労働運動と関係なくあるはかないということが、六〇年代の半ばまでに確立したと思う。 左翼運動というものを何かの具体的な達成や利害と結びつけなくなったわけです。 だからいわば祝祭的になっていく。あるいは神話的な上部構造のみが注目される。 経済的構造だとか貧困問題とかは考えられなくなっていく。 三浦 そうでしょうね。だけど、六〇年代でも、ぼくはその頃高校生だったけど、それでもなお、 一九四五年とか、五〇年とか、あるいは六〇年というところまでの、敗戦、労働運動、反戦闘争、 安保闘争っていうのは、祝祭に見えてたわけです。そういうふうなのが革命であり祝祭であり云々と。 で、六〇年代というのはそれが全部だめになっていく過程です。 完全に一種のブルジョワ化というか、高度成長になっていって、 吉本さんの『言語にとって美とはなにか』の言葉で言えば、全部解体していった、と。 それがシラケたというかね。 浅田 逆に、そうだからこそ、祝祭としての文化革命といったことが仰々しく唱えられたとも言えるわけでしょう。 三浦 そう。それでさっきのタイムこフグがあるんだというような話をぼくは面白いと思ったわけです。 浅田 実際、全共闘世代の当事者というわけではないけれど、津村喬みたいな人は、山口昌男風の祝祭論とか、 そこから孫引きされたようなある種の構造論とかを言っていたわけじゃない? 高山宏なんかも『道化の民俗学』のコピーをバリケードのなかでむさぼり読んだなんて 嬉しそうに書いているくらいだし。 三浦 そういうことになるね。 大江健三郎と山口昌男 柄谷 さっき蓮實さんが言ったことでつけ加えたいのは、戦後のインテリは大体労働運動というものを バックにしてたわけです。六〇年代の三池闘争が最後ですよね。六〇年以降は高度成長とともに 組合運動の再編成があった。つまり労働組合は経済機構のなかに組みこまれたわけです。 インテリの運動は労働運動と関係なくあるはかないということが、 六〇年代の半ばまでに確立したと思う。 左翼運動というものを何かの具体的な達成や利害と結びつけなくなったわけです。 だからいわば祝祭的になっていく。あるいは神話的な上部構造のみが注目される。 経済的構造だとか貧困問題とかは考えられなくなっていく。 三浦 そうでしょうね。だけど、六〇年代でも、ぼくはその頃高校生だったけど、 それでもなお、一九四五年とか、五〇年とか、あるいは六〇年というところまでの、 敗戦、労働運動、反戦闘争、安保闘争っていうのは、祝祭に見えてたわけです。 そういうふうなのが革命であり祝祭であり云々と。で、六〇年代というのは それが全部だめになっていく過程です。 完全に一種のブルジョワ化というか、高度成長になっていって、 吉本さんの『言語にとって美とはなにか』の言葉で言えば、全部解体していった、と。 それがシラケたというかね。 浅田 逆に、そうだからこそ、祝祭としての文化革命といったことが 仰々しく唱えられたとも言えるわけでしょう。 三浦 そう。それでさっきのタイムラグがあるんだというような話をぼくは面白いと思ったわけです。 浅田 実際、全共闘世代の当事者というわけではないけれど、津村喬みたいな人は、 山口昌男風の祝祭論とか、そこから孫引きされたようなある種の構造論とかを 言っていたわけじゃない? 高山宏なんかも『道化の民俗学』のコピーをバリケードのなかでむさぼり読んだなんて 嬉しそうに書いているくらいだし。 三浦 そういうことになるね。 柄谷 だからそれで言うと、大江健三郎の『万延元年のフットボール』は、一九六〇年の安保闘争を 百年前の一八六〇年、すなわち万延元年の一揆とひっかけたわけでしょう。 これが六七年に書かれた。 むろんもっと前から構想されたと思うんですけど。それはすでに安保闘争を、 労働運動とか経済的な下部構造とかっていうそんなレペルじやないところでとらえようとしている。 だからぼくはその後の全共闘運動よりも、大江健三郎の想像力のほうが優位にあると思う。 文学は勝つという感じがする(笑)。 蓮賓 それは六八年五月がそれを予感させたゴダール一人に負けてるってのと同じだと思う。 三浦 それはそうかもしれない。大江健三郎の想像力に関して言えば、『万延元年のフットボール』には 「スーパーマーケットの天皇」つていうのが出てくる。山口さんのなかには 「スーパーマーケットの天皇」は入ってこないんじやないかなってところがある。 浅田 だから意地悪い見方をすると、大江健三郎がもう山口理論の可能性の中心を出すとともに ディコンストラクトさえしてしまっていて、それを単純化して理論化すると山口理論になる。 三浦 というか、大江さんと山口さんは合致するというのが、ぼくの解釈だった。 それで特集を組もうと思ったんだけど、だれもわかってくれなかった。 柄谷 それは当人たちもわかっていない(笑)。 三浦 大江さんも山口さんも、当時はそういう気にはならなかった。 柄谷 それはそういうものでしょう。 浅田 大江健三郎はその後で山口昌男から学んだと思いこんでしまったわけだから、 この誤解たるやすごいよね(笑)。 三浦 そこに逆説があるわけだ。本来、山口さんのほうがそれを言っていいくらいの話だったわけでね。 大江さん、あなたはぼくの理論をすでに実践していたんですよ、というように。 蓮寅 それは大江健三郎は山口昌男の文章が読めたけど、山口さんには 大江さんの文章が読めなかったということです。 柄谷 「文学の優位」を証明したんじゃないですかね。 三浦 しかし、民俗学とか文化人類学とかは、ほとんど文学の変種だとぼくは思うけどね。 蓮賓 違います。文化人類学は「文化」的な科学であって断じて「芸術」だりえない。 この違いは決定的なんです。そして、大江健三郎は徹底して「野蛮」であったがゆえに、 あるいは「愚鈍」と呼んでもいいけど、ときには「文化」的な寄り道をしながらも文学に固執し、 意識することなく可能性の中心を射ぬいていたのだ。 大江健三郎と山口昌男 柄谷 さっき蓮實さんが言ったことでつけ加えたいのは、戦後のインテリは大体労働運動というものを バックにしてたわけです。六〇年代の三池闘争が最後ですよね。六〇年以降は高度成長とともに 組合運動の再編成があった。つまり労働組合は経済機構のなかに組みこまれたわけです。 インテリの運動は労働運動と関係なくあるはかないということが、 六〇年代の半ばまでに確立したと思う。 左翼運動というものを何かの具体的な達成や利害と結びつけなくなったわけです。 だからいわば祝祭的になっていく。あるいは神話的な上部構造のみが注目される。 経済的構造だとか貧困問題とかは考えられなくなっていく。 三浦 そうでしょうね。だけど、六〇年代でも、ぼくはその頃高校生だったけど、 それでもなお、一九四五年とか、五〇年とか、あるいは六〇年というところまでの、 敗戦、労働運動、反戦闘争、安保闘争っていうのは、祝祭に見えてたわけです。 そういうふうなのが革命であり祝祭であり云々と。で、六〇年代というのは それが全部だめになっていく過程です。 完全に一種のブルジョワ化というか、高度成長になっていって、 吉本さんの『言語にとって美とはなにか』の言葉で言えば、全部解体していった、と。 それがシラケたというかね。 浅田 逆に、そうだからこそ、祝祭としての文化革命といったことが 仰々しく唱えられたとも言えるわけでしょう。 三浦 そう。それでさっきのタイムラグがあるんだというような話をぼくは面白いと思ったわけです。 浅田 実際、全共闘世代の当事者というわけではないけれど、津村喬みたいな人は、 山口昌男風の祝祭論とか、そこから孫引きされたようなある種の構造論とかを 言っていたわけじゃない? 高山宏なんかも『道化の民俗学』のコピーをバリケードのなかでむさぼり読んだなんて 嬉しそうに書いているくらいだし。 三浦 そういうことになるね。 柄谷 だからそれで言うと、大江健三郎の『万延元年のフットボール』は、一九六〇年の安保闘争を 百年前の一八六〇年、すなわち万延元年の一揆とひっかけたわけでしょう。 これが六七年に書かれた。 むろんもっと前から構想されたと思うんですけど。それはすでに安保闘争を、 労働運動とか経済的な下部構造とかっていうそんなレペルじやないところでとらえようとしている。 だからぼくはその後の全共闘運動よりも、大江健三郎の想像力のほうが優位にあると思う。 文学は勝つという感じがする(笑)。 蓮實 それは六八年五月がそれを予感させたゴダール一人に負けてるってのと同じだと思う。 三浦 それはそうかもしれない。大江健三郎の想像力に関して言えば、『万延元年のフットボール』には 「スーパーマーケットの天皇」っていうのが出てくる。山口さんのなかには 「スーパーマーケットの天皇」は入ってこないんじやないかなってところがある。 浅田 だから意地悪い見方をすると、大江健三郎がもう山口理論の可能性の中心を出すとともに ディコンストラクトさえしてしまっていて、それを単純化して理論化すると山口理論になる。 三浦 というか、大江さんと山口さんは合致するというのが、ぼくの解釈だった。 それで特集を組もうと思ったんだけど、だれもわかってくれなかった。 柄谷 それは当人たちもわかっていない(笑)。 三浦 大江さんも山口さんも、当時はそういう気にはならなかった。 柄谷 それはそういうものでしょう。 浅田 大江健三郎はその後で山口昌男から学んだと思いこんでしまったわけだから、 この誤解たるやすごいよね(笑)。 三浦 そこに逆説があるわけだ。本来、山口さんのほうがそれを言っていいくらいの話だったわけでね。 蓮實 それは大江健三郎は山口昌男の文章が読めたけど、山口さんには 大江さんの文章が読めなかったということです。 柄谷 「文学の優位」を証明したんじゃないですかね。 三浦 しかし、民俗学とか文化人類学とかは、ほとんど文学の変種だとぼくは思うけどね。 蓮實 違います。文化人類学は「文化」的な科学であって断じて「芸術」だりえない。 この違いは決定的なんです。そして、大江健三郎は徹底して「野蛮」であったがゆえに、 あるいは「愚鈍」と呼んでもいいけど、ときには「文化」的な寄り道をしながらも文学に固執し、 意識することなく可能性の中心を射ぬいていたのだ。 La Chinoise, Jean-Luc Godard (Türkçe) https://vimeo.com/187713067 >>519 知の三馬鹿と言った人がアホ? 言われる理由がわかる人がアホ? >>521 彼らの書いたものを読めば一目瞭然だけどね。 自分自身で証明しているわけだ。 >>523 >>510-516 を見ただけでもわかるだろ? 地域通貨じゃなくて、偽造紙幣をたくさんの人が使えば革命って簡単じゃない? それにちょっと近いのがビットコインなんでしょうか?1%もビットコイン理解してません >>524 は? どこがだよw お前が致命的な馬鹿だというのはよく理解できたがw >>524 そもそも完全に周期説通りに事態が進行してんじゃねえかよアホw >>529 柄谷 戦後のインテリは大体労働運動というものをバックにしてたわけです。六〇年代の三池闘争が最後ですよね。」 浅田 祝祭としての文化革命といったことが仰々しく唱えられたとも言えるわけでしょう。」 蓮実 「愚鈍」と呼んでもいいけど、ときには「文化」的な寄り道をしながらも文学に固執し、意識することなく可能性の中心を射ぬいていたのだ。 このだけでも十分だろ? 若い人で怒りを持った人があまりいないですよね。悲しい。それだけ世の中が良くなったのかな? >>534 若い人の怒りは身の回りの弱者とか中国や韓国に向いている。 要するに政権の思惑通りに、弱者は弱者を、貧者は貧者を敵にする。 世の中が良くなったのではなく、世の中の知性がなくなったのだろう。 自民党の教育政策の成果であるともいえる。 >>535 はぁ? だから具体的に説明してくれない? >>535 中国の習近平と安倍首相は笑顔の握手をしたばかりですが? それに今後米朝が国交正常化を果たしたらどうすんの? さらにリーマンショック前ならともかく、 リーマンショック後のアメリカの状況で アングラマネーが跳梁し アメリカ以下の所得分配や労働条件や セーフティーネットでしかない日本の状況を アメリカがいつまでも容認するとでも? アメリカの商品が売れなければ何の意味もないんだよ アメリカに輸出しているのに日本のその状況が いつまで容認されるとでも思ってんのか? トランプは中国をアメリカと同じ労働条件にするといってんだよ 日本がそうならないとでも? トランプが1期で終わっても元々ブッシュ政権時から始まった TPPにはソーシャルダンピング規制の項目が入っていたといわれており、 今後だれが大統領になってももうその方向性は変わりようがないよ >>536 訂正 >>531 はぁ? だから具体的に説明してくれない? >>533 それすらわかってないあなたに言ってもわからんよw >>536 戦後のインテリは大体労働運動というものをバックにしてたわけじゃない。 もちろん、三池闘争が最後でもない。 丸山眞男でも思い浮かべればすぐにわかること。 文化革命を祝祭だなどとやに下がってるのは、ただの傍観者の戯言で、知識人であるなら思想生命をかけるべき権力闘争の問題だ。 大江が「文化」的な寄り道をしたなどというのはレトリックに過ぎないが、意識することなく可能性の中心を射ぬいていたなどと呟くのも吉本隆明の口真似だ。 他にも説明が必要か? >>537 アメリカの投資家は日本政府の株の購入で莫大な利益を得てるんだよ?w >>539 やっぱり逃げることしかできないんだなw >>540 大体 ダイタイ デジタル大辞泉の解説 だい‐たい【大体】 [名]細かい点を除いた主要な部分。また、全体を大づかみにしたところ。あらまし。おおよそ。 「事件の大体を語る」「大体の人が出席する」 [副] 1 物事の要点、また数量などを、大づかみにとらえるさま。あらかた。おおよそ。 「話は大体わかった」「駅まで大体五分だ」 大体といっているのだからすべてではないし三池問題が最後ではなくとも 重要な主旨は >インテリの運動は労働運動と関係なくあるはかないということが、 六〇年代の半ばまでに確立したと思う。 左翼運動というものを何かの具体的な達成や利害と結びつけなくなったわけです。 ということでしょうが あとはこちらとしてどうでもいい あなたの戯言の類だとしか受け取れませんね >>541 だから何? それで済む話で終わるとでも? それになぜTPPにソーシャルダンピング規制の項目が入っているといわれていたの? それだけではなくタックスヘイブン規制の話も G20で話合われていたはずだが? その他近年マイナンバー制度などができたりしたが それも一連の流れではないとでも? >>542 だからそれすらわかっていないあなたにいっても仕方がないでしょ >>543 もう少し言葉と頭を整理してから書き込もうな。 労働運動などと距離を置いた知識人は丸山一人ではないよ。 たくさんいるが、吉本隆明もその一人。 そもそも三池の名前を出しているのは谷川雁を想定してのことだってわかってるのか? >>544 タックスヘイブン規制など実現するわけがない。 日米EUなどの原理資本主義者の天国なのだから、自分から天国を離れるわけがないw >>544 わかってないのは君。 どんなお花畑妄想で、原理資本主義者が自分の目先の利益を捨てると思ってるんだよ。 ボードリヤールでも読んどけよ。 >>545 あのねえw 丸山一人だけといつ言ったの? 単に些末な揚げ足取りだとしか思えませんが? それにこっちは現状単にそれなりに批評が読めるという程度でしかなく 現状詳細を知ろうとも思っておりませんし 興味があれば読むだろうし なければ読むことも知ろうとも思いません それにこちらは心身の疲労の回復のめどが全く立たないため 特に今何かをやろうという気はありません >>546-547 タックスヘイブン規制が実現するとは言っていませんが? TPP等の一連の動きは何らかの意図があるとしか思えませんがね しばらくトイレに行くので失礼 >>548 やっぱりなに言ってるかわからないけど、心身が疲労してるならゆっくり休むといいよ。 お大事に・・・ >>549 TPPは資本の国家支配からの脱却が目的。 言い換えれば、資本主義が国家を桎梏と感じるまでに成長したということ。 一歩先んじてたのがEUであることはいうまでもない。 >>551 ではなぜソーシャルダンピング規制の話が出てきたんでしょう? ヤクザ関係者をアメリカの制裁対象リストに入れたのは? マイナンバー制度などといったのは出てきたのは? その他にもいろいろありますが 日本の株式配当のみが目当てならそんなする必要さえないのでは? アメリカのGDPの大部分は個人消費だというのはご存知ですよね?当然? その株式配当のみでアメリカの個人消費が支えられるんですか? 支えられなくなったからTPPだのなんだのが出てきているんじゃないんですか? そうではないと思っている方があまりにも非現実的だとしか思えないなあ 2011年12月14日に米国下院のTPPに関する公聴会で行われたやり取りの中で、 USTRが「労働分野も環境分野もすべてのTPP加盟国で統一の基準にする」 と明言しているという情報を得て、まさかそんな・・・と思いつつ、調べてみました。 アメリカ政府やUSTRはTPPによって米国に利益があると自信があるらしく、 いろいろな資料を惜しげもなく公開しています。 なので、公聴会の映像は比較的簡単に見つかりました。 http://waysandmeans.granicus.com/MediaPlayer.php?view_id=2& ;clip_id=65 USTRの総括はこちらです。 http://www.ustr.gov/about-us/press-office/speeches/transcripts/2011/december/testimony-ambassador-demetrios-marantis-tra 結論から言うと、USTR次席代表マランティス氏は、ロイド・ドゲット議員の 「全ての国に対して、同じ労働条件、同じ環境基準を目指しているということですか。」 という質問に対して、はっきりと「そうだ」と答えています。 それにしても、私にとってはこんなに重要な情報なのに、どうして日本では ほとんど話題になっていないのでしょうか??? アメリカ国内であまり問題にならないのは分かります。 これで、最低レベルがアメリカの労働基準ということは確保されたようなものだからです。 検索するうちに一つの文書にたどり着きました。 国立国会図書館 海外立法情報課 【アメリカ】 TPP(環太平洋経済連携協定)に関する下院公聴会 http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/pdf/02500214.pdf この中で、ドゲット氏の発言に対しては (3) 労働・環境基準 ロイド・ドゲット(Lloyd Doggett)議員(テキサス州、民主党)は、 国際労働機関(ILO)の根本的な基準や環境に関する基準が TPPに取り入れられているのかどうかが明確ではないと指摘した。 クローリー議員は、メキシコ、カナダが参加する場合、 5月10日合意の労働・環境条項は義務付けられるのかと念を押した。 ドゲット:さて、私は投資家保護の立場からのアプローチばかりではなく、 それぞれの国すでにある成熟した裁判所のシステムに目を向けてもらいたいと思っています。 ISD条項やその他の多くの条項に関して、TPPは多くの異なったシステムを持つ国々があるということ、 ベトナム対ニュージーランドのように、そして、TPPに参加する全ての国に、 全ての条項において、必ずしも全く同じ条約を摘要する必要はない。 マランティス:私たちは、TPP交渉の中で、全てのことにおいて一つの基準を設けることを目指して 交渉をしています。ご存知の通り、この条約は先進国と、 新興国の両方を含む地域条約としての考えがあります。 D:つまり、全ての国に対して、同じ労働条件、同じ環境基準を目指しているということですか。 M:その通りです。 D:そして、何の例外も、個別の国からの代替案などを認めないのですね。 M:認めません。 D:どのような問題に関しても? M:そうです。私たちは全てに渡って一つの基準を作ろうと努力しています。 D:ありがとう。 M:ありがとうございます。 オタワでオワタ、TPP労働分野 オタワですよ、オワタじゃないですよ。いや、オワタんですけど。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF0800F_Y4A700C1EAF000/ (TPP、労働分野の貿易ルールづくりで事実上決着) 【オタワ=北爪匡】環太平洋経済連携協定(TPP)参加12カ国は現地時間の7日午後(日本時間8日未明)、 労働分野の貿易ルールづくりで事実上決着した。児童労働や強制労働でつくられた製品の貿易を禁じ、 違反国には貿易を停止する制裁を加える案で一致した。一部新興国が反発していた 労働分野が事実上決着し、TPP交渉全体にも弾みがつきそうだ。 カナダのオタワで開催中の首席交渉官会合で7日、労働分野のルール内容が了承された。 TPPは関税や知的財産権など21分野で交渉するが、個別分野の協議が事実上決着するのは初めて。 労働分野は制裁内容の厳しさに一部新興国の反発があったが、制裁前に協議の場をもうける譲歩案を 日米など先進国が示した。 日本の交渉関係者は労働分野のルールについて、「ほかの交渉分野との調整もあるが、 追加の議論が必要ない所まで持って行けた」と説明する。 日本ではなぜかほとんど関心が持たれていませんでしたがTPP交渉の一つの焦点がこの労働分野。 かつてILOを舞台にせめぎ合った貿易と労働基準の問題が転々してTPPの論点に入っていたんです。 途上国の低劣な労働条件で生産された安い製品によるソーシャル・ダンピングを防止しようというのは 先進国の労働組合の共通の関心事項ですが、それを一定程度受け入れることで、国内市場を奪われて 雇用が失われることを恐れる労働者の支持を取り付けようという政治構図です。 TPPにはこういう側面もあるということを、政治家やマスコミも理解しておいた方が良いと思います。 国家戦略特区などと称して労働条件をわざと引き下げることも、いつまでもできると思わない方がいいですよ (参考) http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/tpp-a0fb.html (金属労協のTPP早期参加論) http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/tpp-814d.html (連合のTPPに関する見解その他) http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/tpp-4d4b.html (TPP:その危惧は杞憂だと思われます) (追記) 今年2月の記事ですが、アメリカ通商代表部が「TPPは労働基準を改善するんだよ」と言っているという記事。 労働組合向けの発言ですが、民主党政権としてはこの部分で労働組合に恩を売っておく必要はあるわけです。 http://www.law360.com/articles/508561/us-trade-rep-says-tpp-will-raise-labor-standards (US Trade Rep Says TPP Will Raise Labor Standard) おそらく、上の記事にある児童労働や強制労働だけではなく、昨年末に公表された TPP交渉の状況に書かれている「貿易・投資の促進を目的とした労働基準の緩和の禁止」 が盛り込まれたと思われますので、そうすると海外からの投資を促進するためと称して、 国家戦略特別区域で労働基準法の定める労働条件を引き下げようなんていうのはもろに TPP協定違反ということになりそうですね。 特区特区と騒いでおられる自分では賢明だと思っている方々にその自覚があるかどうかはよくわかりませんが。 アメリカ[編集] アメリカでは、人種差別、女性差別、年齢差別などに対する雇用平等法制が発達している。 しかし、雇用形態を超えた均等処遇について法制化はされていない。 これは、「市場における公正な競争」や「契約の自由」を重んじるアメリカ社会の特徴に起因している[5]。 ただし、1980年代以降、ペイ・エクイティ運動が盛んになり、職務賃金が確立された。 この結果、同じ仕事をしながら賃金に大きな差が生じることは基本的に少ない[6]。 229 :名無シネマ@上映中 [] :2017/11/07(火) 00:01:24.24 ID:MIAJTNkY (1/2) 資本主義と死の欲動 〔フロイトとケインズ〕単行本 2017/11/25 ジル・ドスタレール (著), ベルナール・マリス (著), 斉藤 日出治 (翻訳) 藤原書店 https://amazon.co.jp/dp/4865781501 フロイトとケインズが看破した「資本主義」の自己破壊への道 貨幣とは病的欲望の対象であると指摘したフロイトに応答し、世界恐慌のなかで、経済成長は 「死の欲動(タナトス)」の先送りだと看破したケインズ。二人の天才のメッセージを通じて、 経済的な「自由」の拡大とされる現代のグローバリゼーションが、実際は自己破壊のリスクの 際限ない拡大であることを示す。ケインズ研究の大家と気鋭のエコノミストによる野心作。 2015年シャルリー事件で殺された経済学者ベルナール・マリス(『資本主義と死の欲動』)は ゴダール『ソシアリスム』冒頭に出演していた。 http://fr.wikipedia.org/wiki/Bernard_Maris http://www.outsideintokyo.jp/j/review/jeanlucgodard/ … <第1楽章 こんな事ども> (地中海の月明かりで)黒々とした海面。 経済学者ベルナール・マリス「(オフ)お金は公共財産だ。」 アリッサ(アガタ・クーチュール)「(オフ)水と同じ?」 マリス「(オフ)そうだ。」 同パンフ採録シナリオより 230 :名無シネマ@上映中 [] :2017/11/07(火) 01:05:49.70 ID:MIAJTNkY (2/2) Фильм социализм Film socialisme 2010 godar ベルナール・マリス https://youtu.be/MTQJuyeSKgA?t=1m 声だけ https://youtu.be/MTQJuyeSKgA?t=18m 逆光だが… 解体 再構築 可能性の中心 文学の優位 この言葉を使えば知的に見られると思い込んでる人たち >>560 結果的に文学に負けたというだけにすぎないのにw 単に批評が読めないのでは?w 文学主義や文学というイデオロギーついて そもそも批判してきていたのも知らんのかアホw 「近代日本の批評」においての大岡昇平や武田泰淳についての項目でも読みなはれw 現実的矛盾を想像的に解消しようとすること 言語の物質性を見ないことを 美学的思考だとかつて群像での柄谷と蓮實の対談でも言っていたんだけどねえw そういった美学的なものに対して対立する 技術・テクノロジーやフォルムを重視する詩学について ヴァレリーに絡めて柄谷が語っていたこともあったなw >>560 あるいは「近代日本の批評」においての「大正」的言説の特徴である代行性について 批判している蓮實の論考とそれに基づく対談でも読めばw 言葉遊びの文系脳でマルクスなんかに手をだすからすぐバレる 馬鹿だからバレてるのさえ気づかない三馬鹿 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる