話題の『負債論』読んだわ。めちゃくちゃ長いからまだ斜め読みだけど
結論から言えば『資本論』や『プロ倫』をアップデートする良書だと思う

内容を要約すると、古代においてはお互いがお互いにツケを負い合う素朴な人間関係だったのが、
貨幣の導入・奴隷制などの影響で、数量化可能で冷血な債権債務関係(≒負債)に変化していき、
それが現代人の抱くモラルに対しても影響を与え、ひいては資本主義社会につながる過程を描いた、というもの。
(レスの内容見て貨幣論の本なのかと思ってたけど、飽くまで主題は「ツケ」が「負債」へと変化していく過程と影響)

この本において貨幣は、人間同士をつなぎ合うツケを負債に変化させるものとして扱われていて、
逆に言えば負債の発生と同時に貨幣が誕生したとする。