哲学とは、ひと(人)が生きることにしつ(執)こくつ(着)きまとふ自身への問ひかけ(questioning that haunts oneself)であるが、人々を統治しようとする側は、その問ひかけを人々に明示的に意識させようとすることをつねに厳しく戒め/忌ましめ、つつ(包)しませて、それでもまだそれについて口を開こうとする者を愚か者として罰して、見せしめとするのである。