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日々雑記 in哲学板 その4

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0437考える名無しさん
垢版 |
2024/01/12(金) 11:22:56.890
>>425
>美等母安久倍伎(見とも飽くべき)

この「等母(とも)」の「と」のこゑ(声)の用法について、これは、中国語としては「都」として使はれる表現のこゑ(声)の用法の流用であると考へることができ、さらにラテン語でもほぼ同様のこゑ(声)の使はれ方が見られると私は指摘したが、これを逆方向から、つまり、日本語から見ても、印欧諸語に分類される言語との面白い対応関係を指摘することができる。
0438考える名無しさん
垢版 |
2024/01/12(金) 11:36:46.630
まず、最初から異論はあるかもしれないが、私には、「美等母安久倍伎(見とも飽くべき)」の「等(と/ど)」は、「美礼杼安可奴香母(見れど飽かぬかも)」の「杼(と/ど)」と同じ表現要素であるように思はれる(同じ乙類の「と/ど」とされている)。

すると、「美等母(見とも)」の「とも」を英語の"although"("all though"の縮約形である)に対応させることができるとすれば、「美礼杼(見れど)」の「ど」は、"though"に対応させることができると考えることができる。
ところで、"all though"は、もともと、"though"の強調表現として使われていたが、短縮されて"although"になっただけでなく、感覚的にも"though"とほぼ変はらない表現として用ゐられるようになってしまった。
このことは、"though"が"all"を吸収してしまったことを示しており、"though"の用法にそもそも最初から"all"の感覚が含まれていたのだと考へることができず。
実際、"though"は、メタ言語的に"all the same"という意味合ひを伝へていると説明することができ、例えば、「美礼杼(見れど)」は、"(I) see, all the same 〜"のように英語に対応させることができるだろう。
0439考える名無しさん
垢版 |
2024/01/12(金) 11:42:46.400
さて、ここで、英語の"though"の語源説明を参照してみよう。

>though (adv., conj.)
「þeah」は、古英語の「though, although, even if, however, nevertheless, still, yet」と、古ノルド語の「þo」から成り立っています。両方とも、原始ゲルマン語の「*thaukh」(ゴート語の「þauh」、古フリジア語の「thach」、中世オランダ語、オランダ語の「doch」、古高ドイツ語の「doh」、ドイツ語の「doch」も同様)から来ています。これは、PIE の指示代名詞「*to-」(「that」を参照)から派生したものです。
(出典 www.etymonline.com/jp/word/though#etymonline_v_13252)
0440考える名無しさん
垢版 |
2024/01/12(金) 11:43:57.950
>þeah
Old English
Etymology
From Proto-West Germanic *þauh, from Proto-Germanic *þauh, corresponding to Proto-Germanic *þau (“in that case”) + *-uh (“and”) (cognate with Latin -que).

for all that, however, even so, yet
(出典 en.wiktionary.org/wiki/þeah)
0441考える名無しさん
垢版 |
2024/01/12(金) 11:49:03.330
見てのとおり、
>PIE の指示代名詞「*to-」(「that」を参照)から派生したものです。
という説明を除けば、「美等母(見とも)」の「と(等)」は、その用法においても、「こゑ(声)」の使ひ方においても、英語の"though"の語源や
>古高ドイツ語の「doh」、ドイツ語の「doch」
にまでうまく対応していると云へるだろう。
0442考える名無しさん
垢版 |
2024/01/12(金) 11:51:22.750
私に言はせれば、言語系統論に拘ることは、ことばの表現の解釈においては、無用な足枷にしかならない。
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