万葉集 第15巻 3627番
[...] 之保麻知弖 美乎妣伎由氣婆 於伎敝尓波 之良奈美多可美 宇良<未>欲理 許藝弖和多礼婆 和伎毛故尓 安波治乃之麻波 由布左礼婆 久毛為可久里奴 左欲布氣弖 由久敝乎之良尓 安我己許呂 安可志能宇良尓 布祢等米弖 宇伎祢乎詞都追 和多都美能 於<枳>敝乎見礼婆[...]
[...]しほまちて みをひきゆけば おきへには しらなみたかみ うらみより こぎてわたれば わぎもこに あはぢのしまは ゆふされば くもゐかくりぬ さよふけて ゆくへをしらに あがこころ あかしのうらに ふねとめて うきねをしつつ わたつみの おきへをみれば[...]
(出典 万葉集ナビ)

「『うら(裏/心/情/浦)をな(無)む』おも(思)ひ」は、それをひるがへ(翻)せば、そのまま「わた(海)・つ・み(身/神)」の「(白波高き)揺動」/"agitation"でもある。