独我論と時間不在説

【過去は幻】と考える人たちにとって、現在の世界は
どこまで実在しているのでしょうか
例によって、もう少し正確に言うならば
どこまで実在していることになっているのでしょうか
どこまで実在していることにすればその人たちは納得されるのでしょうか

隣に座っている人、近所の人、同じクラスで学ぶ人、アメリカに住むアメリカ人
それらは実在していると考えてよいのでしょうか
また、それらが実在していることの意味が
彼らが自分と同じように、生きて、意識を持ち、世界を認識していることである
そのようなことである、のでしょうか
それとも、彼らが実在していることは、そのようなこととは別の意味なのでしょうか

もし、現在を生きている人間が実在するとして、それが実在することの意味が
彼らが生きて、貴方と同じ世界を認識していることであるとするならば
そのことを認めながら、過去は幻だとしてしまうのはダブスタです
なぜなら、200年前にも生きて世界を認識していた人間がいたからです

ダブスタを避けたいのであれば、『自分以外の人間はすべて幻である』としなければ
ならないでしょう

おかしな話になってしまった
しかし重要なのは、何が正しいのかではなく、何が納得できないのか