私は幽霊という”それ”が見えたと「感じた」けれど私は何も言わなかったときに彼は"それ"を感じたのだろうか?
私は"それ"を指さして「幽霊がいる」と言いましょう
彼はいつ「幽霊はいない」というのでしょうか?
私は"それ"について黙っていましましょう
彼はいつ「幽霊はいない」というのでしょうか?
この2つの問いは前者と後者の前提が異なっています
前者は私が感じたことを彼に伝えるよう行為したという状態です
後者は私が感じたことを彼に伝えるよう行為しないという状態です

行為した結果「幽霊がいる」という「感じ」はどのようになりましたでしょうか?
また行為しなかった結果「幽霊がいる」という「感じ」はどのようになりましたでしょうか?
行為しない場合については「私はそう感じたと"思う"」に留まるのでこれで止めておきます
では行為した場合に起きた彼の「幽霊はいない」という私が示した行為を受けた私と彼で"感じ"は通じているのか?
「自然という共有可能な地平では誰しもが言葉が通じるようになる」への批判となります