自己責任社会の末路

黄巾の乱が起こったとき、漢は超自己責任社会であった。弱者を顧みるものは、わずかであり、皆自分のことだけを考え、弱者に手を差し伸べるものはわずかであった。
こうして国民を見捨てた漢は、当然のことながら国民に見捨てられ、革命が起こったのである。もはや、革命を引き起こしたのは、そう仕向けた漢であるとしか言えない。

剣を取るものは剣で滅ぶというが、自己責任の剣を取る者もまた、自己責任の剣で滅ぶのである。アドラーを取るものは、アドラーで滅ぶ。