小林一三翁は創始者、春日野八千代先生は星組の創始者。
その功労は言うまでもない。
しかし、轟理事には特筆すべき功労は無いと思うね。
何故だか知らんが劇団が「春日野先生の後継者が必要」と判断して
(別に要らんと思うが)誰も引き受けないから、
唯一引き受けてくれた轟悠を理事に据えただけの話。

つまり、ノーベル賞を授与するに値する人物はいなかったけれど
「今年は無し」という訳にもいかんからとりあえずあげました、
てなものである。
おかげで轟理事の組回りが始まり、組織の新陳代謝に少なからぬ
影響が出てしまった。

新専科グループがバッサバッサ切られていく一方で
轟理事が延々と特出をし続ける構図が、ファンに
「アホらし、やってられんわ」という諦観を抱かしめ、
その熱気を急速冷凍させる一因となった。

轟理事の芸は見るところが無いし、また時代に即したものでない
ことは確かだ。
要するに劇団が「春日野先生の後継者が必要」という時代に
即さぬ判断をしたことが間違いの発端。