0011名無しさん@社会人
2020/06/03(水) 07:46:19.41日本の学生運動におけるあさま山荘事件に匹敵する打撃を米のヒッピー文化に与えたも言われている。
元オウム真理教の坂本弁護士一家殺人事件の先駆けとも言える事件だと私は思う。
ヒッピーコミューンに、どこか反社的、半ばマフィアめいた奴らが入り込んで、当時盛んだったヒッピーやコミュニティの文化の外皮をかぶって利用した感じもする。
その後もヒッピーコミュニティも、ヒッピー系文化(バックパック貧乏旅行、ヒッピー的な音楽やファッション、インドのシタールやお香などアジア的・中世的イメージの文化)は、続くのだけれど。
その後、ヒッピーのコミュニティは、だいたい数年で消えると前に読んだ宗教関係の本には書いてあった。
「竹林の七賢」じゃないけれど、自然豊かな中でのオープンで誰でも対等なコミュニティなんて長続きするものじゃない。
どこかで日常に帰っていかないといけなくなる。
まぁ、ヒッピーのコミュニティもベトナム戦争と、過激化する反戦運動で荒れ果てたキャンパスからの緊急避難所みたいな性質もある。
特に当時、徴兵年齢だった10代後半から20代前半の人たちにとっては、自分や同じ年頃の人が正義のない戦争へ行く、帰ってきたらPTSDという事で、そこから自由になったり癒されたりする空間も必要だったのだろう。
当時のアメリカも、人種差別や厳格なキリスト教道徳、フォード型生産システムを基盤としたきつい規律があった。
そこでは、若い人が疑問や窮屈さを覚えて、別の世界を探検・模索したい気持ちも大きかったのだろう。
徴兵拒否運動、ベトナムの南北の分断国家化ももあいまって、国境を超え限界を乗り越えたい志向性も強まった。
今もネットの基本となる仕組みは、ヒッピー文化の延長の人たちが開発したわけだけれど、カルトに乗っ取られたようなものとはいえ、ずいぶん恐ろしい事件もあったものだね。