>>720
ウェストミンスター公爵グローヴナー家は家柄自体は古いんだよ。中世からの家柄(ノルマン系)で、大領主になったのが近世ってだけで。だから近世に爵位貰った。

金で領地買ったりしても、大領主が爵位を持つのは国に金銭的、軍事的に貢献してるんだから当たり前。戦時には領地の大きさに応じて兵力を出すのが封建社会の鉄則なんだから。

中世イングランドでは爵位は世襲ではなくて、領地が減って大領主じゃなくなったら議会上院(貴族院)に呼ばれなかった。国に貢献できない奴は政治に関われなくて当たり前だから。中世はそういうとことん現実的な世界。

これが本来の貴族の在り方。金がなくても爵位だけ世襲するようになった近世の貴族制度がおかしい。貧乏貴族なんか家柄が古くてももう本来の貴族じゃないから。

イギリスはどっちかというとそういう考え方で、貧乏貴族は意味がない国。だから貴族は中世末期以来成金娘と結婚したりして生き残ろうとしてきた。その方が中世の血族結婚状態を遺伝子的に改善できて良かったし。

近世に貧乏貴族が世襲で議席を得るようになったから、やがて一般国民の税金払えない層まで選挙権広げなきゃいけなくなったとも言えるなw