潰されたというか、スッラの政体それ自体は全く継承されなかった。
res publicaの観点からみれば、やったことが何もかもふざけすぎているからで、1代限りの黒歴史扱い。
閥族派という名称に惑わされるべきではない。
軍人を私兵化し、挙句属州の農地に大量に送り込むなんて、絶対にやってはいけないこと。
でも、先発のマリウスにしてもそうなんだけど、それをやる社会的必要があることも事実で、
学者や実務家のサポートを得ながら、カエサル、ポンペイウス、アウグストゥスが同じ問題に取り組むことになる。
でもどの案もどの政策も「ローマの国体護持の破綻」であることはどうしても否めない。
アウグストゥスは必死で否定したけど。