お前らがヴィルヘルム2世だったらどう政治する?
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史実のヴィルヘルム2世は
海に将来ありとかいって
アフリカに進出してドイツに植民地支配者の汚名を着せ
さらに一次世界大戦には誰よりもやる気であった戦犯だったが 第二次大戦前もそうだったな けっきょくアレもダメになったけど >>309
君主権が強すぎるので、君主が有能なときはチート級だが、そうでないとダメな国 ・優秀すぎる参謀本部
小モルやシュリーフェンが優秀とはおもわない
とくに第二次大戦中はクズ揃い
グナイゼナウ〜大モルくらいまでだろ ドイツの参謀本部は、作戦レベルと兵站(敢えて戦略(strategy)とは言わん)を単純拡張して戦略や外交判断する悪癖あると思う
単純に作戦と兵站だけなら優秀 「勝てない戦争はするな」とよく言うが
ビスマルクは「勝てる戦争もするな」と言う。
「強すぎるドイツはドイツ自身の為によくない」と言い、
ウィルヘルム2世を諫めてる 海外への伸長は産業界や国民世論の圧力があったから
ウィルヘルム2世独断の意思というわけでもない。 あの時代には植民地を持たないと生き残れないという
強迫観念のようなものがあった >>318
当時の報道とか書籍でも、植民地獲得への疑義みたいなのは結構出てたぞ ウィルヘルム2世のドイツと習近平の中国は似た立場にある
強すぎる中国の将来は興味深い 故ヘルムート・シュミット元首相は、生前、日本のテレビのインタビューで
「中国脅威論」について質問されて、
「中国は平和的な国です。アジアでは日本こそ脅威となる」
と答えていた。
ドイツ人の国際情勢に対する見方というのはどこかズレているんだよなあ… ビスマルクは日清戦争前に日本が勝つ、と断言して、
当初はドイツ内では「何言ってんだこいつ」というような扱いをされていたとか。
日本ではビスマルクをドイツの代表格のように認識しているが、ドイツでは異端児なのかも。 逆にイギリスは日清戦争前、日本が勝つと予測していたらしい
兵器においては劣るが、軍隊の練度と組織能力に関しては
日本の方が上だから勝つと >>319
それがメインストリームとなったことは無い
そんなこと主張するのは急進的な進歩主義者か社会主義者だけ 第一次世界大戦後、ポーランドが独立すると、
「ポーランドのような大国は植民地を持たなければならない」
といわれていたらしい
当時の雰囲気がどんなものかよくわかる >>324
なんだかんだ2次大戦までの英国の外交は神がかってるよ
軍事で英国面だなんだと笑われるけど、結局軍事は政治に従属するんだってのを体現してる
でもアメリカって基本外交下手くそ >>327
イギリス外交もアメリカ独立戦争では大失敗したな
まあ、失敗した分賢くなったのかもしれんが ビスマルク時代末期からロシアとの関係は危うかった説とかあるよね
ベルリン会議でイギリスの肩を持って逆恨みされたり
オーストリアとロシアが戦ったらどうすんの問題だったり ロシアが対決姿勢を強めるならドイツはイギリス側に舵をきるだろ、
それをやられるのがロシアにとって一番いやだから、ロシアも保障条約でなんとかドイツをロシア側に引き付けているんだし。
結果論だが、フランスだってイギリスを敵にしてまでロシアの肩を持つ気は無いことは日露戦争で示したし。 ドイツは統一時にはすべての国と利害調整して協力しうる立ち位置だったわけだが
一次大戦時にほぼすべての国を敵に回してるあたり、決定的に外交失敗してるんだよな
これ、反面教師としてとても貴重なサンプルだと思う 明治43年頃、日本の国際環境は非常に安定していた
周辺に敵性国家というものがいなくなる
明治40年に日露協商を結ぶ
アメリカとの移民問題も、高平・ルート協定で一応おさまる
日英同盟も健在
フランスとは日仏協商があり、中国との関係も悪くない
しかしこの安定した状態を日本は保てなくなり、やがて国際社会で孤立していく
少しヴィルヘルム時代のドイツと似たところがあるな >>333
敵性国家はなくなった代わりに超巨大キングボンビーを抱え込むことになった訳だからな。 黄禍論煽ってロシアの関心を日本に向けて戦争させたのはいいけど
日露戦争後にロシアの脅威が下がってドイツが包囲される環境を整備したヴィリー君わいはすきやで 日露に日本が負けてたらロシアの南進パワーが東に向き続けて
ヴィリーくん大勝利だった…? ビスマルクはロシアに不満を持たせても絶対にイギリスは刺激しなかった。
ロシアはドイツに不満を抱いて三帝同盟をいったん離脱したものの、結局は保障条約を再締結している。
ビスマルクもその辺のロシアの足元を見ていたのだろう。 ビスマルクの口癖は「死んでやる!」
普仏戦争後、ヴィルヘルム2世に自分の意見が拒否されると
ベルサイユ宮殿の窓から飛び降りようとしたらしい ごめん、間違い
ヴィルヘルム2世ではなく、ヴィルヘルム1世 ドイツはナポレオン戦争の時代に死ぬほど賠償金掛けられて領土削られて
フランスは普仏戦争で報復、その後第一次、第二次大戦と意趣返しの繰り返し ナショナリズムってやつはほんと厄介だな
いっそどの国も君主独裁だったら戦争も怒らなかっただろうに 君主国家しかなかった時代だって戦乱が起こりまくっていたし。 >>342
戦争を始めやすいのは君主制国家だろう
ただし、戦争を終わらせやすいのも君主制国家だと思われる
ナショナリズムが支配する民主主義国家の戦争は、始まると終わらせるのが非常に難しい 徴兵制で民主主義なら、戦争において、死傷者が増えれば、ベトナム戦争におけるアメリカのように、戦争への支持は減少する、さらに進化して反戦運動すら起きる。
君主支配で戦争において死傷者が増大すれば帝政ドイツや帝政ロシアのように革命が起きる。
戦争を終わらせるのは国家を構成する国民の死者を増大させ社会の維持が困難になる状態を作ること。社会が機能できなくなれば、戦争は当然できなくなる。 民主主義は少数独裁より報復的だ。民主主義の国民同士が戦争すれば、
王たちによる戦争よりも、よほどひどいものになるだろう。byチャーチル 王たちの世界大戦でロシア、ドイツ、オーストリア、トルコと名だたる帝国が崩壊したしなぁ ヴィルリーも回りの助言する人、部下がもっと有能だったら
歴史に悪名を轟かすこともなかったろうに
やっぱ責任の所在が曖昧な立憲君主制はだめだね >>344
民主主義体制の国家だとそこまでいかないと戦争は終わらんって話なんだよ
これが専制国家同士の戦争なら「割が合わない」ってレベルで戦争が終わることも割とある 逆説的だが、皇帝権限が強いロシアやドイツの帝政が倒れ、王権の制限されたイギリスが王権を存続できている。 国家による戦争という暴力か、無政府状態における無法者の無秩序な暴力か、の違いであって、
結局、行使される暴力の総量は変わらないのかも。 ヴィリーとしてはナショナリズムの監視があるから国内の民衆の人気取りしなきゃいけないという
うーん皇帝なのに世知辛い ヴィリーは小池に似てる
人気取りでコロコロ方針が変わるから ナポレオン戦争後の戦後処理であるウィーン会議はうまくいった
当時はまだ貴族社会が残っていたから
しかし第一次世界大戦後のヴェルサイユ講和会議は結局うまくいかなかった
民主主義社会だと大衆の声を抑えることが難しくなるから 民主主義の限界(衆愚化)を見据えないと民主主義社会の市民としてやってられない
民主主義のジレンマだからな
民主主義は絶対的なものじゃないし、専制や独裁は常に悪じゃない
チャーチルの金言は胸におくべき 専制国家北朝鮮は反日も反米も反韓もキムジョンウンの考え一つで終わる
民主主義韓国の反日は民衆的な感情だから終わりがない 19世紀のヨーロッパ人は、アジア・アフリカの植民地で、
機関銃を使って原住民を殺しまくっていた
しかし、その機関銃がヨーロッパ人同士の戦いで使われたら
どうなるか、ということまでは想定していなかった
第一次世界大戦でそのことを思い知ることになるわけだが >しかし第一次世界大戦後のヴェルサイユ講和会議は結局うまくいかなかった
>民主主義社会だと大衆の声を抑えることが難しくなるから
ドイツに抵抗する余力も意思もなく、英仏にはドイツを攻撃する余力がまだあったから報復できたんじゃね? あの段階でもし、ドイツにまだ余力があって「このような条件は呑めない」と席を蹴って、
それに対し英仏が「交渉決裂だ、さあみんなまた武器を取って戦おう!」なんて話になったら、
英仏の国民はまた武器を持って前線に立とう、という意思を維持できただろうか? 交渉は勝ってる時にやるものだ…だな
満州国の誰かが言ってたやつ >ヴィリーとしてはナショナリズムの監視があるから国内の民衆の人気取りしなきゃいけないという
いや、最後はナショナリズムもへったくれも、食うものがなくなって餓死者出てるのに戦争を続けようとして、
国民側が「ええ加減にせえよ」と革命おこされてるし。 >>361
それを言えばフランスでも大叛乱が起きている
アメリカが参戦してやっと勝っている 飢えている人間にとってナショナリズムは餓死の危機になんの救いにもならない。
飢餓こそがナショナリズムを抑止する最良の手段かもしれない。
ナショナリズムを否定する共産国家が国民を大量に餓死させる傾向があるのはその為だろう。 >>363
それを言えばフランス革命は凶作による飢饉と小麦価格の高騰から生まれたし
革命戦争も飢饉下で戦われているし
明治維新も天保飢饉が背景にあるし、満州事変も農業恐慌の影響を受けているのでは >>363
まあ、餓死寸前になればナショナリズム、マルキシズム、キリスト教も
すべての思想は放棄されるだろう
ちなみにイスラム教では餓死寸前になればブタを食べても許される >>365
残念ながら、飢饉が発生すると社会が不安定化し、より過激な思想を持つ宗教が勢力を伸ばす傾向がある
欧州でも、イスラム圏でも、中華圏でも同じような傾向
日本ですらそう 第二次世界大戦時にもふつうに生きてるんだよな、ヴィリー
拒否られて帰れなかったけど
やっぱ君主主義とナショナリズムは一致しないわ 飢餓の不安はあるが、まだ暴れる余力のある状態が宗教や思想が過激化する。
餓死者が大量に出ればナショナリズムの対外戦争よりも目の前の食料の略奪、そして飢餓をもたらした為政者の打倒。 >>367
空位の王座にヒンデンブルクが挨拶して議会開いてたんだろ
伍長閣下は王政が復活するとやりにくくなるから拒否しつづけてた フランツ・ヨーゼフ1世ですがどうしたら第一次大戦で勝ち残れますか セルビアの回答で手打ちにする。コンラートを首にするとか。 セルビアをじわじわ虐めて保護国にして
ロシアに革命がおこるまで粘る 現在の中国もそうだけど、しょせん、「遅れて近代化した国」は、
先に近代化して成熟した国には勝てないんですかね メフメト5世ですがどうしたら第一次大戦で勝ち残れますか イギリスと仲良くするしかないんじゃない
ロシアはもう無理だろ 再保障条約を拒否するんだったら、イギリス側に立つしかないのに、その辺の覚悟・認識が甘かった。 もうちょっとスペインが強い国だったらフランスを抑え込められたんだろうけどな
実質大陸のはじっこでいられるフランスの立地が有利過ぎる >>378
立地というけど
英国に常に牽制され続けるフランスの地勢はそこまで有利とも思えんが
近世以降に限定するなら、英国の立地はチートじみてるけども オーストリアハンガリー帝国が解体して、中欧の不幸が始まったんだよな
チャーチルが言ってる 実際オーハンがアウスグライヒ路線で成功すれば、
立憲君主制のユーゴみたいな多民族国家ができたかもしれんね 開戦前、ヴィルヘルム2世が小モルトケに「ロシアだけに参戦しよう」と相談したが、
小モルトケはそういうプランはないと断っている 仏露同盟はそんなに強くないことは日露戦争で示している。
フランスはロシアと同盟した、とは言えイギリスを敵に回してまで、
ロシアの肩を持つほどの覚悟はなかったことを示した。
結果論的だが、ドイツはイギリスとの関係を安定させておけば、
別にロシアとフランスが同盟を組んでもそれほど脅威にはならなかっただろう。 イギリスはスエズ運河を通してフランスと運命共同体だから
両者が敵対することはまずあり得ない >>384
フランスが困窮したら、スエズ運河会社買収してしまうだけの話では シュリーフェンプランはゴミ箱にしまって西では塹壕で持久戦して東で攻勢に出て
ロシア革命ひきおこせばオーストリア、トルコの主力が助かって第一次大戦勝てたのかな
まぁいずれは英国も参戦してくるのだろうけれども 西を速攻で降伏させるっていうのがもうダメ感あふれるプランよな
粘られたら終わりやん モスクワ落としても降伏するかわからんロシアと
パリさえ落とせば降伏してくれるフランスを比べたら西行きたくなる気持ちもわかる >>389
なお、自由フランスとして植民地中心に抵抗始める模様(一次大戦では知らん) >>389
フェルディナン・フォッシュ司令官は
「我等はパリを前にしても、パリの真っ只中でも、パリを後にしても戦うだろう」
と言ってるからパリが占領されても降伏するとは限らない
すでにシュリーフェンプランは時代遅れの軍事思想となっていた そもそもロシアの総動員を確認した時点で自動的に発動して、政治が一切介入できないとかヤバ過ぎるよな
しかもその発動条件であるロシア軍の総動員までの日数予測は昔のデータを参考にしてて
実際はポーランド周辺の鉄道網は急速に整備されていたので予想よりはるかに早く完了してたって時点で
もう完全に破綻してた それでも国力がダンチだからあそこまで戦えたけどやっぱ勿体無いよなあ
ビスマルク路線続けてれば今の中国アメリカに対抗できる一角になってた >>393
当時の国力で言うなら英国アメリカの二強でドイツはダンチというほどではない
軍事分野以外だと、金融資本なんかでは普通にフランスにも負けてる なんでその二強と正面から戦えたのかって
建国以来軍事に国力極振りしてたからだよ
粗雑な言い方になるけど、ざっとまとめればそう言う話 ロシアと英仏を同時に敵にする、という悪手は絶対にやらない。 ビスマルク路線というが、仮にビスマルクの後継者が外交を預かったとして
シェリーフェンの軍部をなんとかしないと結局二正面になりそう ドイツという国は統一しないほうがよかったんじゃないか
複数の領邦があるほうがあの国は安定するんじゃないかという気がする 統一されたから警戒されたと考えるとそれも一手かもしれん
防衛はドイツ同盟でできるし バイエルンがオーストリアハンガリー帝国にいたら
まだ分裂は免れたのかねぇ 南ドイツ4国がオーストリアについたら1200万増えて
人口6400万の内2400万がドイツ系になるから
かえって安定しないかも ビスマルクの体つきでヴィルヘルム2世の頭脳
それがヒンデンブルク 軍人でもないのに軍服姿が有名なビスマルクとかいうおっさん そういえばなんであのオッサン軍人コスプレしてたんだろ >>406
騎兵連隊の名誉連隊長だから
コスプレではない
なお、ビスマルクの写真ならブロックコートのが有名だろう 日本近現代史の話になるけど、1921年のワシントン会議のころにはとにかく日本は
世界三大海軍国の一つに昇格した
明治維新の元勲クラスからすれば、夢のような地位向上だから、金持ち喧嘩せずという
心境にも近づいたので、国際連盟に積極的に加入して、新しい国際秩序を支持しよう
という気になった
ところが近衛文麿のように日露戦争の前後に物心ついた世代にとっては、最初から
日本は列強の一つだったから、なんで英米の後ろについて3番目の地位で我慢せねば
ならぬのかという不満が出てくる
似たような不満が、ヴィルヘルム期のドイツ国民の間にもあったんじゃないのか 近衛辺りの世代だと日露戦争に勝ったのに賠償金を得られなかったことに対しても不満を持ってる訳だしな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています