太平記 vs 平家物語
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>>1
平家物語のほうが面白いと思うけどな。
一応興行を行うことを前提にして制作したのだけど、
太平記は政治プロパガンダとして制作した節があるからな。 太平記は作者の主観が入りすぎだろ
平家物語は源平の双方に美談が記されている 南北朝時代は正平一統が破綻したあとダレてくるから、
物語として中途半端な感が拭えない。 太平記には三国志演義の影響を強く感じるのは俺だけだろうか? 太平記には平家物語の平清盛みたいな絶対的なアンチヒーローがいないから面白みに欠ける 出だしのインパクトから鎌倉の威風から滅びの美学まで何から何までも平家物語の圧勝かな?
太平記が優れてる所はあるの? 細かいところに限ってみると楠木正行の悲壮な突撃はどの戦よりも美学があるとともに悲しくもある。
義経記の衣川合戦が比肩するくらいだろうか。 新田義貞がモーゼの如く海水を引かせた名場面は平家物語どころかどの軍記物を読んでも比類なし 北条高時が平清盛の如く怪物ならもっと太平記もインパクトがあったはず。
三国志演義=董卓
平家物語=平清盛
太平記=北条高時
どうしても高時だけが格落ちする どちらもわが国の初等教育の普及に役立ったし、思想・歴史観に大きな影響を与えた
日本人にとって必読文献だと思う 太平記は面白いんだけど終わり方がフェイドアウトみたいで。
悲壮の美を描いた平家物語とは差が出てしまうのも仕方ない。
山崎正和は楠木正行戦死をもって太平記現代語訳を終わりにしているね。
実際吉野炎上で勝負ありだからな。
無理矢理統一まで描くとしたら第二次八幡合戦のあとは九州戦線を主題にする必要がある。 平家物語は実質的に一人(一つの物語制作集団)がつくったのだから
うまくまとめられているけど、
太平記は複数の人が、それぞれの時代の話をつぎ足し、継ぎ足しで
まとめあげた形跡があるからな。
どうしてもうまくまとめれないよな。 前半まではまともな記録小説なのになんで後半からファンタジー小説になってるんだ? >>33
同時進行的に作られていったけど、
事態があまりにもグダグダになったから、作る側もヤケになったのではないか?
今のソマリアやシリアやアフガンやイエメンの内戦の軍記物を作ってみたら、
英雄のいない太平記みたいな感覚でグダグダの物語になるのでないの? もしSF戦記をめざすなら
最初から三国志演義みたいにぶっ飛んだ内容にすればよかったのに
そうすれば平家物語に対する明確な対抗軸になれた
途中まで真面目に歴史の記録通りに語るもんだから中途半端に終わってしまった
ただし義貞が海神に祈る名場面は平家物語のどの場面にも負けず劣らず魅せるわ 太平記に出ている人物の数に圧倒される。
あれに先祖の名前が出てないものは相当卑しい家系なんだろうなと思うくらいに。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています